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チャプター2 : いきなりファーストネーム - 萌えどころと学びどころ『天使の影/アドリアン・イングリッシュ(1)』

ついついブログを書くよりも続きが気になって読んでしまい、なかなか更新できませんでした。
現在、ちょうどシリーズ5巻に突入したところで、ますます楽しくなってきて、ページをめくる手が止まりません!

では、『アドリアン・イングリッシュ(1)天使の影』のチャプター2から、印象に残ったシーンと英語の勉強になるなーと思ったシーンを見ていきます。

※日本語翻訳版は読んでいないので、各英文の翻訳部分は私の意訳です。間違ってたら教えてください!

お気に入りキャラクターのクロード

“Have I ever told you, you look like Monty Clift?” he inquired in a deep, seductive voice. “Before or after the accident?” Claude tittered.Source : Fatal Shadows (The Adrien English Mysteries #1)

(「あなたがモンゴメリー・クリフトに似てるって、私、伝えたことあったかしら?」クロードが、低い魅惑的な声で尋ねたので、「事故の前?それとも後?」と答えると、彼はクスクスと笑った。)

inquire
尋ねる、調査する

askよりも形式ばった硬い言いなので、普段の生活でほぼ見たり聞いたりすることないんですが、小説読んでると頻出ですね。

in a deep, seductive voice

「低い」と聞くとつい「low」って単語を思い浮かべちゃうんですが、声の場合は「deep」を使います。

ちなみに私のパートナーが初めて「seduce」という単語を使ったとき、意味を知らなかったので「どういう意味?」って尋ねたことがあって。
「教科書には載ってないけど大事な言葉だよ!」って言ってたので、大事なんだそうですよ、みなさん。

Montgomery Clift

アメリカ人俳優のMonty Clift(モンティ・クリフト)。
実は私、彼のことを知らなくて、最初に読んだ時に「え?モンテ・クリスト伯?巌窟王?どのあたりが?」と頭にハテナが大量に浮かびました。綴りが違うのに…。

正解はこの方ですね。
何とも上品そうなイケメンでいらっしゃること。

しかし、自動車事故にあって、その綺麗な顔に傷を負ってしまったんだとか。
だからアドリアンは「事故の前?後?」ってジョークを返してるんですね。

こういうアドリアンのウィットに富んだ切り返しは、シリーズを通して読んでいて楽しく、大好きなところです。
ぜひ原書でそのままの雰囲気を味わって欲しい。

それと、最初に読んだ時から、何故かクロードはちょっとおネェっぽい喋りのイメージなんですよね、私の中で。
途中途中に入るフランス語のせいかしら…。

ファーストネーム

Riordan said, “Give me your keys, Adrien. I’ll check out upstairs. Make sure nobody’s hiding under the bed.”Source : Fatal Shadows (The Adrien English Mysteries #1)

いきなりファーストネーム呼んだー!
チャプター2最大の見せ場ですね。

Make sure
確かめる、確認する

普段の会話でよく使います、この言い方。

リオーダン刑事のことが気になる

Riordan stood surrounded by piles of books like Atlas or some bloke of equally mythic proportions: long legs encased in Levi’s, powerful shoulders straining the seams of a surprisingly well-cut tweed jacket.Source : Fatal Shadows (The Adrien English Mysteries #1)

(リオーダン刑事は積み上げられた本に囲まれて立っていた。Levi’sのジーンズに包まれた長い足、驚くほど仕立ての良いツイードジャケットの、縫い目が裂けそうなほどにガッシリとした肩、まるでギリシャ神話のアトラスか、そういう神話に出てくる巨大な男のようだった。)

この文章、いざナチュラルできちんとした日本語にしようとすると難しいですね。
プロの翻訳さんはすごいなー、と実感します。

英語っていちいち翻訳しながら読んだり聞いたりしないので、今考えると中学や高校でやっていた、いちいち日本語に訳すやり方って逆に難しそうだなーと思ってしまいます。
私は学生時代は英語が大っ嫌いで、卒業してからは全て忘れ、28歳の時に改めて中学英語から勉強し始めたんですが、英語で英語を勉強してみたら、びっくりするほど理解しやすくて、「私の混乱した10代は何だったんだ…?!」という気分になりました。

Riordan smiled. Lots of perfect white teeth, like a shark who saw his dentist regularly.Source : Fatal Shadows (The Adrien English Mysteries #1)

(リオーダン刑事は、まるで定期的に歯医者に通っているサメのように、完璧な白い歯を見せて笑った。)

北米だと特に白くて整った歯は大事です。

私もたまに歯の黄ばみが気になって、薬局に売っているこのホワイトニングテープを使うんですが、手軽に黄ばみが取れて便利です。
日本でもAmazonとかで買えるのかな?おすすめ。

I scrutinized Riordan. His eyes were hazel, I realized.Source : Fatal Shadows (The Adrien English Mysteries #1)

(僕はリオーダン刑事をよく観察し、彼の瞳の色がヘーゼルなのに気がついた。)

チャプター1で、Actually I had no idea what color his eyes were... と言っているシーンがありましたね。
このタイミングで初めて彼の瞳の色に魅了された、と。

Riordan on the other hand.... How old was he? Thirty-five? Forty-five? He looked like a guy who expected the worst of people and was rarely disappointed.Source : Fatal Shadows (The Adrien English Mysteries #1)

(それに比べてリオーダン刑事は…、何歳なんだ?35歳?45歳?彼はまるで人々の最悪の事態を予想し、めったに失望しない人のようだった。)

よく見てる。
チャン刑事に比べると、描写するシーンが本当に多い。

rarely
めったに〜しない

日本語でもよく「〜するのはレア」っていいますよね。

“We were never lovers.” “That’s not the way we hear it,” Riordan said. “We heard you and Rob were hump buddies from way back when Hersey used to cheat off your chemistry exams.”Source : Fatal Shadows (The Adrien English Mysteries #1)

(「僕たちは恋人同士だったことなんてない。」「それは俺たちが聞いた話と違うな。」リオーダン刑事は、「おまえとロブはずっと前から、ハーシーがおまえの化学のテストをカンニングしていた頃から、セックスする仲だったと聞いたぞ。」と言った。)

hump
セックスする

「ラクダのこぶ」とか「押し出す」みたいな意味の言葉なんですが、そっから派生して「セックスする」という意味もあります。
あまり上品な表現じゃないんで使うことはありませんが。

from way back
ずっと前から

wayは「道」って意味の他に、「ずっと、すごく」のような強調する時に、よく使います。
way better, way behind などなど

チャプター2はそれほどキュンキュンという感じでもなかったですが、その分、先が楽しみですね。

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ジーナ

鞭が似合うとか、壇蜜に似てるとか言われる、M/Mロマンス小説とBLマンガ愛好家。
カナダ、バンクーバー在住。
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