2020/07/23
第3回M/Mロマンス小説オンライン読書会『殺しのアート#2 モネ・マーダーズ』レポート
話し始めたらあっという間に3時間が過ぎてしまったオンライン読書会。
参加者のみなさん、本当にありがとうございました!
課題図書
こちらの本は、私が以前ブログ記事にもした大好きな作品です。
2019/12/18
『モネ・マーダーズ(殺しのアート #2)』交錯する3つの事件と3人の男たち。甘いだけがロマンスじゃない、すれ違う時間こそ悶え楽しみたい
お互いに激しく惹かれ合っているものの、遠距離なため電話で話すだけの8ヶ月が過ぎ、ようやく会えると思ったのに。サムからまさかのシャットアウトを食らって、それでも悶々と恋心を募らせるジェイソンが可愛らし過ぎるシリーズ2巻。
参加者
と、私ジーナ(@gina_muchimemo)の5人。
本を聴く
まずはオーディオブックの話題へ。
私にとって単純に聴いていて楽しいだけでなく、読書量を上げるためにも欠かせないオーディオブック。
特に英語だと自分で本を読むよりも速く読めるし、他の事をしながら聴けるので手放せません。
個人的に、料理とオーディオブックの相性は抜群じゃないかと思っているんですよね。
私は別に料理が好きなわけじゃないけど、オーディオブックを聴きたいからという理由でキッチンへ立つこともしばしば。
アメリカのオーディオブック事情
アメリカで急速に成長しているオーディオブック市場。
Kindleなどのデジタル本の売り上げが落ちているのと反比例するように、どんどん利用者が増えていってます。
車社会
理由の1つはアメリカが車社会だから。
車で通勤している人が多いので、車の中で聴けるんですよね。
テクノロジーの発展
また、テクノロジーの発展も理由の1つ。
ほぼ全員がスマートフォン持っていて、アプリを利用して手軽にいつでも聴けるようになったから。
そして、Audibleのような聴き放題サービスも増えているので、お金もあまりかからない。
さらに、Bluetoothヘッドホンも一般的になり、いつでもどこでも聴けますよね。
ユーザー層の質
あとやっぱり、当たり前といえば当たり前なんですが、もともと読書が好きな人たちがオーディオブックを利用しているんですよね。
本が好きだけど、学業や仕事で忙しくて座って読む時間が取れない!という人たちに最適なサービス。
あくまで傾向ですが、本を読む人たちの平均年収って、読まない人に比べて高い傾向にあるんです。
だから単純に使う金額が大きかったり、Audibleのようなサブスクリプションサービスは継続してもらいやすい。
そう考えると、お金に余裕がある層にちゃんとリーチしてるビジネスなんだな、と思える。
日本ではどうなの?
日本でもビジネス書や自己啓発本などを読む層には、オーディオブックは人気があると聞いたことがあります。
オーディオだと1.5倍速とかで聴けるので、時間を有効活用できるみたい。
日本でもロマンス小説やBL小説のオーディオブックがあれば、人気になるんじゃないのかなーと思うんですけどね。
実写ドラマやアニメ、ドラマCDよりも低コストで作れそうな気がするのだが。採算があわないのかな?
日本の声優さんはレベルも高いのに。
ナレーターによって全然本の印象が違う
ナレーターさんの声質以外にも、間の取り方や抑揚によって、作品の印象がガラッと変わるオーディオブック。
殺しのアートシリーズのナレーションは、私の大好きな大好きな Kale Williams(@kalewilliamsvo)
ここで参加者ベルさん一押しのセリフ。
シリアルキラーを捕まえるという目的のため、プライベートを顧みないサムに、ジェイソンが自分じゃなくてもいいから誰かと付き合ったっていいんじゃないのか?と提案した時の返事がこちら。
“The problem is, I don’t want whoever. I want you. All the time.”Source : The Monet Murders (The Art of Murder #2)
(「問題なのは、誰でもよくないからだ。お前じゃなきゃだめなんだ。いつだって。」)
後から本を確認したんですが、上のように文章は全てずらっと並んだ一文なんですよ。
でも、ナレーターのKaleさんは、「I want you.」と「All the time.」の間に「…」と2〜3秒の間が入るんです。
私がオーディオブックを聴くのを止められない理由の一つがこれ。
抑揚や間によって、自分で読むより何倍も素敵な作品に仕上げてくれるから!
特に私は英語が第一言語じゃないので、自分の頭の中だけで想像するよりも、朗読してもらった方が、キャラクターの心情を推し量りやすかったりします。
サム・ケネディという大問題
拗らせ具合
仕事に全力投球な分、プライベートではとっっっっても不器用なサム。
もう本当に恋愛向きじゃないし、家庭向きじゃない男。
ジェイソンも大変な人を好きになってしまいましたよね。
茨の道を自ら選んでしまってる…。
ただね、サムがこじれてるおかげで、ストーリーが面白くなってるのも事実。
すんなり愛し合ってしまったら面白みのかけらもありませんから。
なぜジェイソンに伝えないのよ…
1巻のキングスフィールドで別れてから8ヶ月の間、電話でたまーに話していた2人。
しかし、サムは「シリアルキラーを捕まえる」という目的のため、ジェイソンと距離を置こうと決意するんですが…。
別にサムが恋愛しません宣言するのは、彼の決断だから全然それはそれでOKだと思うんですよ。彼の選択です。
ただ、気を持たせるような電話はしてるのに、会わないように控えるって。
ひとこと「友達に戻りたい」とか「付き合う気はない」って言えばよかったんですよ。
何も言わずに勝手に身を引くから、ジェイソンが盛大に混乱して、ずーっともやもやもやもや1人で考え込んでるじゃないですか(私の可愛いジェイソンが!)
まぁ、サム的には若くてイケメンでモテるジェイソンへの引目もあったんでしょうか?自分じゃなくても相手に困らないだろうって。
ただね、サム、仕事だったら問題が起きる前、早め早めに相談や報告するでしょ、何でプライベートだと出来ないのかな、まったく…。
もしかしてジェイソンも言葉が足りない?
もしかしたらジェイソンも自分の想いを伝え切れてないのかも?という意見も。
その視点から考えたことなかったんですが、言われてみると確かに。
というのも、ジェイソン視点で話が進むので、読者はジェイソンの気持ちを嫌というほど分かってるんですが、実際に彼らが電話で何を話したのかは本に描かれてないので、彼らがどんなコミュニケーションをしたのか分からないんですよね。
ジェイソンも十分に伝え切れてない可能性あり。
お互いに恋愛に対してはコミュニケーションが苦手な人たちなのかもしれない。
クリスマスに電話
私もカナダに移住してから知ったんですが、北米の人にとってクリスマスって本当に大切なイベントなんですよ。
日本のようなカップルのためのイベントではなくて、家族のためのイベント。
なのでクリスマスやサンクスギビングは、真剣に将来を考えるレベルの恋人がいる人にとっては、家族に紹介するタイミングなんですよね。
“It’s not the word I’m afraid of. I love you. I’ve known for sure since Christmas when I couldn’t stop myself from calling.” He said self-mockingly, “I just had to hear your voice.”Source : The Monet Murders (The Art of Murder #2)
(「俺たちの関係を何と呼ぶかは大した問題じゃない。お前を愛してる。クリスマスに電話せずにいられなかった時からハッキリ自覚してるよ。」サムは自嘲気味に言った。「お前の声が聞きたかった。」)
そんなアメリカ人にとって大事な大事なイベントであるクリスマスに、ジェイソンに電話するのを抑えられなかったって!
サム!なんて可愛らしいんだ!もっと心のままに生きてみようよ!
と思えてならない。
おそらくそのクリスマスの時の電話のエピソードが、ジョシュ・ラニヨンさんのブログで公開されてます。
Christmas Coda 43 THEMERMAID MURDERS: Jason and Sam - JOSH LANYON'S BLOG
ジェイソンがFBIに入った理由
おじいさんへの憧れ
ジェイソンの尊敬する祖父ハーリーは、第二次世界大戦中にヒトラーによって重要な美術品や文化財が破壊されるのを守るために派遣された特殊部隊「モニュメンツ・メン」のメンバーの1人だった、という設定。
そんな美術品のために命をかけて任務を遂行したおじいさんは、ジェイソンにとってヒーローなんですね。彼に憧れて、自分もFBIに入って美術品を守ろうと思ったみたい。
この特殊部隊「モニュメンツ・メン」自体は実際に存在していたらしく、実話を元にした本や映画もあります。
『ミケランジェロ・プロジェクト(原題:The Monuments Men)』
私は殺しのアートシリーズを読むまで、そんな人々がいたことすら知らなかったので、非常に興味深いです。映画も見てみたいですね。
作中でジェイソンが無くして凹んでいたティファニーのカフリンクをプレゼントしたのも、このお祖父さんですね。
この「モニュメンツ・メン」については4巻で詳しく語られます!
親友だったハニーの死
1巻で登場したシリアルキラー、マーティン・ピンク事件の1人目の被害者、ハニー。彼女はジェイソンの親友でもありました。
そんな彼女の悲惨な死もFBIに入るきっかけになったみたい。
だから、イーサンのためにシリアルキラーを追うと誓ったサムの気持ちは分かる、と言ってはいましたが…。
絵画がモネであった必要は?
初めて「モネ・マーダーズ」を読んだ時から、私の中でずーっと疑問だったのが「なぜ数あるアーティストの中でモネだったんだろう?」という疑問。
今回、読書会を開いたおかげでスッキリしました。
シリーズタイトルのイニシャルが全て「MM」
気付いてなかったーーーーー!
そうなんです、英語版のタイトルをよく見てみると、
- The Mermaid Murders(マーメイド・マーダーズ)
- The Monet Murders(モネ・マーダーズ)
- The Magician Murders(マジシャン・マーダーズ)
- The Monuments Men Murders(モニュメンツメン・マーダーズ)
- The Movie-Town Murders(ムービータウン・マーダーズ)
M/Mロマンス小説ですからね!ジョシュ・ラニヨンさんの遊び心にようやく気がつきました。
そう、いくら有名なアーティストだからと言って、ピカソじゃだめだったんです!
アーティストの知名度
ジョシュ・ラニヨンさんはアートに造詣が深いようだけど、読者はそうでない人が大半。有名なアーティストを選ばないと、本を読んでいる時にどんな絵か想像出来ないですよね。
それで言うと、モネは誰でも知ってるほど有名だし、「睡蓮」をモチーフにした作品は大量に残していますよね。
また、今回はグリーンリーフが贋作を作っていたとこのこで。贋作が多い画家という特徴もあるからかな。
印象派の絵が好きな2人
サムとジェイソンが最初に意気投合したアーティスト「グランビル・レドモンド」も、近代の印象派のアーティスト。
それもあって、印象派の画家の中から選んだのかもしれません。
何よりラニヨンさんが印象派好きなのかもね。
デイジーおばさん
いいキャラしてるボート乗り場のデイジーおばさん。
ジェイソンがサムを川から引き上げた後のセリフ、私も大好きです!
“Yeah, it’s my lot in life to rescue handsome men from this island.”Source : The Monet Murders (The Art of Murder #2)
(「そう、この島からハンサムな男たちを助けるのが私の使命なの。」)
1人目はドイツ人留学生、で、次はサムとジェイソンね。
Jason looked down, and Sam’s eyes were open. So blue. Bluer than the St. Lawrence. Bluer than the sky. Bluer than once-in-a-blue-moon. He frowned at Jason and then a funny smile crossed his face. “Don’t I know you?” Sam whispered.Source : The Monet Murders (The Art of Murder #2)
(ジェイソンが見下ろすと、サムが目を開けていた。とても青い。セントローレンスよりも、空よりも、めったに見えない青い月よりも青かった。サムはジェイソンに対し眉をひそめ、笑みを浮かべた。「どこかで会ったことが?」と、サムが囁く。映画のように。)
気を失っていて目覚めた時、一番最初のセリフが「Don’t I know you?」って!なんてお洒落なんでしょうか?!
また、日本語翻訳版だと、
「どこかで会ったことが?」と、サムが囁く。映画のように。Source : モネ・マーダーズ (殺しのアート #2)
と訳されているそうで。
ここに一言「映画のように。」と追加してくれているのが、翻訳者さんはすごいなーと改めて思いました。
日本の文化の中から見たハリウッド映画のように、ってイメージですよね。
一時的に記憶が飛んでるわけでも何でもなく、おしゃれなジョークを言ってるんだと分かりやすい。
クリス・シプカ
いち捜査官を追いかけるジャーナリスト?
2年近くジェイソンを追いかけ、彼についての記事を書き続けているクリス・シプカ。
さして位が高いわけでもない、何か大きなスキャンダルを起こしたわけでもない、いちFBI捜査官を追いかけるなんて、現実的にありえるのだろうか?という話に。
作中でも、たまーに地元紙に「盗まれた美術品が無事にオーナーに戻りました」みたいな記事が載ることはある、とか。
ジェイソン一家はセレブリティで政治家もいるから、多少注目を集めることもある、とは書いてありました。
ただ、美術捜査班は潜入捜査が基本なので、顔も実名も公にはしたくないと思うんですけどね。
まぁ、ファンタジーなのであまり考え過ぎはよくないよくない。
クリス・シプカがジェイソンを追いかけてた理由は、美術捜査官としてのジェイソンの仕事ぶりだけじゃなく、男性としても興味があったからだろうな、と思えてならないですよね。
ジェイミー・カイザーといい、クリス・シプカといい、ジェイソンってこう妙なファンが付きやすい人だなって思えてしまう…。
むしろ、ジェイソンはFBIのPRチームの方が向いてるんじゃないか?という意見も。
私もそう思います。イケメンだし、実家にはきっと各方面にコネクションがあるし、向いてそうですけどね。
でも、彼は美術品を守りたいですよね、憧れのおじいさんのように。
可哀想な役回り
今作での完全なる当て馬、クリス・シプカ。私は彼が可哀想でならないんですよ。
好意を抱いている、いや、崇拝しているジェイソンと一夜を共にするんだけど、
ジェイソンはSEXの相手はサムでなければ誰でもいいって投げやりな感じですし。
最中も全然ジェイソンは集中出来てない感じですし。
好みの顔じゃないとか言われてますし。
挙げ句の果てに殺されますし。
私がジャーナリストという職業にロマンを感じてしまうからかもしれないけど、シプカのことは結構好きだったので、本当に可哀想でならない。
あと、何で顎って割れるんでしょうね。
M/Mロマンス小説のリアルさ
今作の、シプカと寝たらサムとの関係が雨降って地固まった件は、日本のBL読者的にはどうだったのかな、と気になるところ。
現実世界だと、特定の相手がいないのであれば、まぁ、大人だし、別に浮気性とかヤリチンじゃなかろうとも、好きな人以外とSEXするなんて、よくあることだと思うんですよね。
そういうシーンをリアルに描いてくれるから、私はM/Mロマンス小説が好きなんだけど。
ただ今作は、本命(サム)以外とSEXするし、たった1回しかないサムとのSEXはリバるわで、日本のBLの王道からは外れてしまいそうで、ちょっと心配。
ホテルのドアの前から脱ぎ始める
ジェイソンと付き合えない宣言をしたにも関わらず、結局、耐えられなくなりホテルの部屋に雪崩れ込む2人。
1巻でもサムのホテルの部屋に雪崩れ込んでましたけど、今回は勢い余って部屋に着く前から脱ぎ始めててる…!
2人ともいい歳なんだから落ち着こう!
それくらい盛り上がってたってのは分かるけど!
服は拾って!
ホテル中の噂になりそうだから!
あの喧嘩してたFBI捜査官たちの服落ちてたよ!ってなりそうだから!
あと、服は拾って!
イケメンの定義とは?
私が今回、一番興味深かった話題がこれ。登場人物たちのハンサム度の話から派生したんですが。
例えば芸能人とかで「美人」とされる女性を並べると、割とみんな同じような整った顔だけど、「イケメン」男性を並べてみると結構それぞれ個性的な顔立ちをしている。これって何だろう?というお話。
今まで考えたことなかったんですけど、確かにそうだな、と。
女性は、見た目が美人であれば美人であるだけ好まれるけど、男性だと、単に顔が整ってるかどうかよりも、優しさ、賢さ、経済力などビジュアル以外の要素が大事になってくる風潮がある(その風潮がいいか悪いかは別として)。
男性は視覚で、女性はムードで興奮するから?
誰かに魅力を感じる時、男性は視覚情報が必要だけど、女性は必ずしもそうではない。
その違いは、脳の性差じゃなくて、経験から作られるみたいで非常に興味深い。
この記事にその理由が書かれてました。
Sexting: do men and women do it differently? - The Guardian
まず男性の場合、外的刺激によって興奮すると、体がご親切に勃起という形で知らせてくれます。
だから何が原因で性的に興奮したのか深く考える必要は全くないですよね。
今、目の前におっぱいがあって、勃起してる。つまり、おっぱい = 性的興奮。すごくシンプル。
でも、女性にはそんな分かりやすいモノが生えてないので、何から性的興奮を受けたのか、子供の時から無意識に分析しているそうなんです。
女性がAVを見るより、エロいシーンのあるロマンス小説や映画の方を好むのは、そういった理由があったからなんですね。なるほどなー。
食生活の違い
カナダ生活も5年以上過ぎると、全然違和感を感じてなかった、ジェイソンの朝ごはんがブルーベリーマフィンな件。
しかし、マフィンは朝ごはんじゃなくておやつでは?との意見が。
そこで、しばらく海外の朝ごはん(マフィン、パンケーキ、ワッフルなど)が朝ごはんになり得るのか議論が勃発していたんですが、アメリカ在住Nakajiさんと、アメリカ出身Emmaさんから衝撃発言が!
「ドーナツは朝ごはん。」
「むしろ、昼過ぎてから食べるドーナツは違和感がある。」
おやつですらないなんて…。
今後の展開は?
謎のままのジェイミー・カイザー
1巻で出てきたジェイミー・カイザー。
ジェイソンに惚れてストーカーになり、カードを送ってきてますが、2巻では特に何も話が進まず、謎のままですね。
実は4巻まで読んでもずっと謎のままなので、きっと最終巻の5巻で決着がついてくれると信じてます。
彼らの恋の行方
5巻までひっぱったんですから、読者としてはハッピーエンドになって欲しいですよね。
でも、多忙なFBI捜査官の恋は前途多難。まず、会えない、一緒に暮らせない。
考えられるとすれば、
ジェイソンがBAUに異動する?
でも、おじいさんのように美術品を守りたいって信念があるからな…。
サムが引退?
まだ、引退までは15年くらいあるし、殺人鬼を捕まえることに一生を捧げるって話してたし…。
おすすめの本
参加者から続々とおすすめ本が飛び出したので、せっかくだからまとめて載せておきますね。
ジョシュ・ラニヨン (Josh Lanyon)
みんな大好きジョシュ・ラニヨンさん。 ミステリー小説として面白いだけじゃなく、恋人等のSEX描写も上品でありながら情熱的で素晴らしいですよね。
クリスマスの航路 (A Case of Christmas)
カリフォルニアのカタリナ島で、シェインは自分にかけられた証拠品窃盗の疑いが晴れるのを待っていた。そしてFBI復帰が決まったその日、島で出会った恋人、ノートンに知らせに行くが…ノートンは消えていた。そして2年後、島のコテージを訪れたシェインは、ノートンそっくりな男と再会する。彼の正体は?Source : クリスマスの航路
ジェイソンと同じ、美術品の捜査のお話。
Stranger on the Shore
1冊で完結してる上に、非常によく出来たミステリー・ロマンス!
モノクローム・ロマンス文庫さんには、ぜひこの作品を翻訳して欲しい。
Lovers and Other Strangers
これは私もまだ読んでない…。
Murder at Pirate's Cove
ジョシュ・ラニヨンさんの新シリーズ。
田舎の島で起こるミステリーは秀逸だし、主人公は非常に可愛いく、ストーリーも短めで読みやすい。
エデン・ウィンター (Eden Winters)
私も大好きなエデン・ウィンターさん。感情をぐいぐい鷲掴んでくれる筆力には脱帽です。
ドラッグ・チェイス (Diversion)
薬物の違法取引で10年の刑をくらったラッキーは、南カリフォルニアの薬物捜査局で働いている。犯罪者としての裏の知識を買われ、刑期短縮の代わりに捜査協力をしているのだ。だがあともう少しでその契約も終わる。本当の自由が手に入る。新たに相棒となった元海兵隊員の新人ボーは、ラッキーの目にはあまりにスマートで堅物すぎる男に見えた。ベジタリアンでモラルの塊で片付け魔。形のいい尻に目を奪われながら、彼を鍛え上げ、潜入捜査で殺されないように仕上げてやらなければならない。そんな二人に異常な量の処方箋を出すクリニックの潜入捜査が命じられ――。Source : 還流 (ドラッグ・チェイス #1)
翻訳版の続きが待ち遠しいですね…!
Consorts of the Red King
エデン・ウィンターさんのSFもの。
Highway Man
短編なんですけど、この短さでここまで感動させてくれますか?と思える作品。気軽に手にとって欲しい。
Drifter
そして、上の短編が人気だったので、彼らの物語が長編になって発売されました!私もはやく読まないと!
アレクシス・ホール (Alexis Hall)
イギリスの作家さんで、私の中で1、2を争うほど大好きな作家さんです。
Glitterland
{/ /}
双極性障害を持っている主人公アッシュの視点で進むロマンスが、もうすごい…(語彙力)。アッシュと一緒になって感情のジェットコースターに乗せられます。
私はミステリーなどの要素がないロマンス作品は苦手なんですが、これは別格。
For Real
BDSMもの。
Spiresシリーズとはなってるけど、1冊ずつ完結してて別カップルのお話なので、順番に読む必要はありません。
ケイシー・マクィストン(Casey McQuiston)
Red, White & Royal Blue
ちょっと私は途中までしか読んでないんですが、現アメリカ大統領の息子アレックスと、イギリス王太子のヘンリーのロマンス。
去年のGoodreadsでベストロマンス賞を受賞しました。
'Red, White & Royal Blue' Wins Best Debut Novel & Best Romance
ライラ・ペース(Lilah Pace)
ロイヤル・シークレット (His Royal Secret)
ニュース配信社の記者、ベンジャミンは、英国の次期国王ジェイムス皇太子を取材するためケニアにやってきた。滞在先のホテルの中庭で出会ったのは、あろうことかジェイムスその人だった。雨が上がるまでの時間つぶしに、ベンの部屋のテラスでチェスを始めた二人は、駒を取られるたびに一つ秘密を打ち明ける取り決めをする。それは軽いゲームのはずだった。しかしいつのまにか二人の間に不思議な感覚が通い始め――。世界で一番秘密の恋が、いま始まる。Source : ロイヤル・シークレット
今年、続巻の翻訳版も発売されるようで、私も読んでみないとな。
サリナ・ボーウェン、エル・ケネディ(Sarina Bowen, Elle Kennedy)
Him
これは第2回の読書会で話題にあがったんですが、20代前半の若いホッケープレーヤー同士の恋物語。
現実世界で体育会系男子が苦手なので、恐る恐る手を出したんですが、熱い!非常に熱い!そして面白い!今、私も2巻を読んでます。
第5回M/Mロマンス小説オンライン読書会
課題図書:『月吠えシリーズ1,2』
日程:2020年8月23日(日)11:00〜
ツール:zoom
月吠えシリーズの1巻と2巻、まとめて開催しまーす!
参加希望の方:
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- お問い合わせフォームから問い合わせる
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カナダ、バンクーバー在住。
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