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カナダ・バンクーバーで、M/Mロマンスとか、BLとか

愛と執着と背徳感に悩まされる。兄弟ものBLマンガ12選

最近、狙ったわけではないんだけど、兄弟もののBL作品を続けざまに読んだので、いい感じだった作品をリストにしておきます。

兄弟ものとはいいつつ、並べてみると義兄弟が多いですね。
まぁ、道徳的にそういう設定にしておかないといけないかな?
それとも「義兄弟」という響きがいいのだろうか…?

どうしても「禁断の愛」みたいなテーマになってしまうので、暗くてドロドロした話が多くて、私はとっても大好きです😆

『薫りの継承』中村明日美子

比良木忍は兄といっても、血の繋がりはない。義理の兄だ。竹蔵は後妻の連れ子として、比良木家に迎えられた。兄はいつも冷たく汚物のように、竹蔵を見下す。深い嫌悪と憎悪に満ちた射殺すような視線。毎日毎時毎秒、兄に殺され続けていた。竹蔵は兄に欲情していた。ある晩、竹蔵は正体を偽って兄の寝室に忍んだ。義姉の香水を身につけ、兄の目を覆い隠す。そして、己の欲望の猛るままに兄の体を貫いた……。義理の兄弟、禁断の愛と確執を描いた衝撃作。Source : 薫りの継承 上

中村明日美子先生らしさ全開の狂った愛が炸裂してます!
これぞ私が求める耽美作品!

『コペルニクスの呼吸』からずっと好きな作家ですが、おそらく一番ヒットしたのがピュアッピュアな『同級生』だと思うので、そっち方向が好きな方には向かないけど。

退廃的、耽美、背徳、官能、狂気、甘美、このあたりのキーワードにギュンと来る方にはオススメ!

一作通して「薫り」がテーマになってるせいか、もう濃密な官能の薫りがこっちまで届きそうな勢いです。

一見、歪んだ愛っぽい話なんだけど、結局メインのカップル二人は最後までものすごい純愛だったんだろうなぁと思えてならない。
むしろ、彼らに比べて息子や奥さんの方がよっぽど危うい気がします。

二人のエンディングは、この結末が一番しっくり来るんだけど、私の中のもう一人の自分が「なぜ彼らは幸せになってはいけないのか、神様っ…!」とのたうち回ってるのも確か。

『心を殺す方法』カシオ

美しい義弟。天使の顔で所業は魔物。
「付き合ってくれるの?僕のしたいことに」
親同士の再婚で義兄弟になった、10歳違いの春樹(はるき)と光(ひかる)。
人見知りな美少年・光は春樹にだけよく懐き、春樹もそんな義弟をいじらしく思っていた。

時は流れ、高校生になった光は春樹への恋心を募らせる。
両親の旅行中、欲望が溢れた光は春樹の体をまさぐり、口淫を強要して、それをひそかに録画していた。
異常な関係に耐えかね逃げようとした春樹に、光は動画を送りつけ、「逃げるなら親にバラす」と脅してついには春樹の後孔を犯してゆく。
「義弟」の顔で性的な「要求」は激しさを増してゆき、ついに―。
愛憎極まる義兄弟インモラルドラマ、開幕。Source : 心を殺す方法(1)

最近読んだ作品の中で、一番読了時にダメージを受けた作品ではないかと。
ちょっと疲れてる時には読んではいけない作品です(褒めてる)。

親の再婚によって義兄弟となった春樹と光のラブストーリー…なんて呼んでいいのか?愛憎劇かな。
プラス、春樹の大学と職場の先輩、英さんが当て馬として絡んできます。

4冊通して主人公、春樹の精神がぶっ壊れていく話なんだけど、その元凶の光くんをどうにも憎めないんですよね。
彼のベースにあるのは孤独だったり、純粋な恋心だったりで、歪んではいるんだけど、春樹に性的暴力を振るうことでしか自分の感情を表現できない彼もまた可哀そうな存在。

もう読みながら「このまま英先輩と幸せになってくれたら…」なんて願いましたが、まぁ、そうなりませんよね、うん。
もし春樹が英先輩を選んでしまったら、それはそれで私は落胆すると思います。

子供じみた執着を見せる光と、その対局として、落ち着いた大人の男として描かれている英先輩。
彼がもう非常に魅力的なんだけど、素敵であればあるほど、光と春樹の落下速度が増していく。

そしてラスト、春樹にとって共犯者のような光だからこそ心を許せると、彼を選ぶのがまた良いですね。

最高でした。もっとこんな素晴らしいBL作品が読みたい。

『起こらなかった恋についての物語』カシオ

成績優秀な兄と、問題児な弟。
この感情は、禁忌。

『俺たち兄弟、どこで間違えてしまったんだろう――』

表題作「起こらなかった恋についての物語」全1話の他に「彼らにまつわる2、3の事柄」全5話を収録!Source : 起こらなかった恋についての物語

もう一作、カシオ先生の作品。

『兄の忠告』朝田ねむい

唯一の肉親である兄が音信不通になって約10年。身寄りのないツヅキの生活は荒れ、悪友達とその日暮らしをするようになっていた。だが、そんなツヅキの前に兄・ハジメが突如姿を現し――!?Canna作家陣から熱烈な支持を受けた鬼才の新人、笑撃のデビュー作!Source : 兄の忠告

短編集で、表題作が兄弟もの。
正直、ここから先、この兄弟がどのように発展していくのか想像が出来ないですが😅

どのお話もBがLしてる描写はほとんど無いんですが、何度も読み返してしまう中毒性の高い作品です。

あらすじに「笑撃のデビュー」とあったので、ギャグマンガが苦手な私は買うのをためらっていたんですが、読んでみたらかなりいい作品でした。

短編でも話に奥行きを感じる作家さん。

『あにと弟』まつ

【遊郭×兄弟×オメガバース】
現代の日本に形を変えて残った春を売る。看板である花魁をつとめるのは兄。そんな兄を救おうとした弟。2人を繋ぐのは悔恨か、愛情か。
──「許せない自分から、逃げたかった。」全ての欲望が金で満たされる色恋の街、夢原遊郭(ゆめはらゆうかく)。刑事・蒔田 雪路(まきた ゆきじ)には救わなければならない相手がそこにいた。それは自分の身代わりに売られてしまった兄の要(かなめ)。5年ぶりの再会を果たすものの、要は雪路の手を拒む。助けなどいらない、と──。
要の微笑みが隠す過去、兄の背中を追い求め続ける雪路。絢爛豪華な世界で翻弄される兄弟を描く、まつ デビューコミックス。Source : あにと弟

遊郭 × 兄弟 × オメガバース

最近よく思うのだけど、日本のBL業界は、もうジャンルのバラエティがすごくて、誰かのどこかに必ず刺さるツボがありそうですね。

『泥中の蓮』ためこう

「もっと汚されてよ。誰も近寄らなくなるくらい。そうしたら──オレが一番優しく抱くよ。」
優等生弟とウリセン兄。世界に二人だけならよかった──。
両親を早くに亡くし、二人暮らしの橘(たちばな)兄弟。しっかり者で真面目な弟・秋生(あきお)は、男に体を売って金を稼ぐ兄・元春(もとはる)に恋をしている。秋生が兄の乱れた性生活を不満に思わないのは、兄がいつか誰からも見捨てられた時、側にいられるのは自分だけだと信じているから──。
巨弾新鋭・ためこうが放つ、業深き兄弟の歪な執着愛。Source : 泥中の蓮

いやー、見事などんでん返しでした。

執着系ヤンデレがお好きな方はこちらをぜひ。

『1一(ワンイチ)』雪路凹子

虚弱な兄のために──
「おれが兄ちゃんの犬になる」
それから、おれの名前は“わんじろう”になった。

体が弱く、幼い頃から臥せってばかりいる一。
そんな一を慕う弟の懸次郎は、兄を慰めようと「犬になる」と、申し出る。
それから数年、兄弟のごっこ遊びは続いていた。
一が父に道ならざる想いを抱いていることも、それを諦めながらも未だ胸に秘めていることも、懸次郎は犬の“わん”として、ずっと見てきた。
ただ一の傍にいたくて、一を幸せにしたかったから。だけど──。

父に恋する息子。兄に恋する弟。兄と弟のごっこ遊び──。どこかオカシイ、禁断の関係。Source : 1一(ワンイチ)

大正ロマン風の耽美な作風。

弟 => 兄 => 父 との近親三角関係という、どえらい設定です。

『ラクダ使いと王子の夜』緒川千世

ここは本当におとぎ話のようだよ。
寝床はふかふかで、おいしい料理は食べきれないほど。
おふろは薔薇の香りがするんだ。
――でも、ここは僕の生きる場所じゃない。
キャラバンの孤独な少年が、砂漠で出会ったのは王子様でした。
素敵な夢があって、努力家で、とても優しい王子様。
知れば知るほど、つのる想いを止められない少年でしたが、出て行く決心をして――。
広い夜空に瞬く小さな星のような、慎ましくも純粋な恋のおとぎ話。Source : ラクダ使いと王子の夜

短編集で、『いびつな欠片』が兄弟もの。

病的なまでに兄を求める弟と、弟に求められることで自尊心を保とうとする兄。
なかなか狂ったキャラクターたちが魅力的でした。

また、他の短編も、お伽話みたいに可愛い話と、狂った話の落差が激しくて、非常に素敵な1冊です。

『僕のやさしいお兄さん』今市子

柏原聖は、二丁目デビューした夜はじめて本当の恋を知った。その相手とは、大人達の事情で同居することになった義理の兄・鉄平で…!!
突然始まったモテモテ禁欲同居☆にとまどう義兄弟ラブコメディ。Source : 僕のやさしいお兄さん(1)

今市子先生のマンガなので、登場人物設定がなかなかに複雑なんですが、それでもテンポよく、軽く楽しく読める作品。

ドロドロしてない、ラブコメを読みたい方はコレ。

『夏時間』国枝彩香

亡くなった母の遺品の中から出てきたのは未投函の手紙の束。夏休みに少年は宛名の男を訪ねて海辺の町にやってきたが…Source : 夏時間

短編集で、『熱帯夜』が義兄弟もの。

両親の再婚で兄弟になった2人ですが。

アクシデントで義理の母を殺してしまった弟と、義理の父親と寝てる兄。

そして、兄は弟の婚約者を殺すことで、弟を取り戻し、蜜月を楽しんだ後、心中を図る、というなかなか突き抜けてるストーリーです。

また、他の短編もそれぞれいい作品なのでぜひ。

『僕等に名前をつけるなら』あがた愛

…弟だなんて、知りたくなかったな
高校3年の春、遠坂和泉は弟・矢野馨と再会した。
両親の離婚で離ればなれになって7年、寮の相部屋で再び一緒に生活することに。
低くなった声、赤く染まった髪、大人びた表情、知らない名字……
何もかも変わってしまった彼に、最初は弟だと気づかず惹かれていく和泉。
兄弟同士のはずなのに、胸に芽生えたこの感情は…?Source : 僕等に名前をつけるなら 上

珍しく、リアル兄弟ものの割りに、すんなりハッピーエンドな作品。
まぁ、たまにはこういうのもいいんじゃないでしょうか?

『残酷な神が支配する』萩尾望都

友達に恵まれ、ボランティアと勉強に励む幸せな生活を送っていたジェルミの日常は、ある男との出会いで一変する。母・サンドラの婚約者で大金持ちの英国紳士・グレッグ。ジェルミの苦痛に満ちた地獄の日々が始まったSource : 残酷な神が支配する (1)

もう、テーマが重くて重くて、読んでて辛くなるので、絶対に精神が元気な時にしか開いてはいけない本です。全10巻。

ただ、1度読み始めると、一気読みしてしまうほど惹きつけられます。
さすがは萩尾望都先生。

先に上げた11作品とは比べ物にならないほど、肉体的にも精神的にも凄まじいストーリー展開です。

前半は、母親の再婚を機に、義理の父親から性的虐待を受けるようになり、地獄のような日々を送るジェルミの様子がこれでもかと描写され。

後半は、義理の兄と関係を持ちつつの愛と再生を模索するんですが、言葉で書くとやたら陳腐に聞こえてしまうな、と思うほど、この作品の素晴らしさは表現するのが難しいですね。


みなさんのおすすめ兄弟ものBLも、ぜひ教えてくださいね!

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ジーナ

鞭が似合うとか、壇蜜に似てるとか言われる、M/Mロマンス小説とBLマンガ愛好家。
カナダ、バンクーバー在住。
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