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カナダ・バンクーバーで、M/Mロマンスとか、BLとか

チャプター6 : Facebookチェック - 萌えどころと学びどころ『So This is Christmas/アドリアン・イングリッシュ(6)』

このチャプターでは、北米で生活するとどうしても考えさせられてしまう「食生活」についてを中心にピックアップ。

では、さっそく、始めましょう!

※日本語翻訳版は読んでいないので、各英文の翻訳部分は私の意訳です。間違ってたら教えてください!

2人の食事情

The smoothies were Jake’s idea. I’m not and have never been a breakfast person.Source : So This is Christmas (The Adrien English Mysteries #6)

(スムージーはジェイクのアイデアだ。僕は今も昔も朝食いらない派だし。)

「~person」って便利な言い方だな、と常々思っていたんですが、ここで登場。
日本語でも「私は~派、~型です」って言いますよね。

  • a cat person (猫派)
  • a dog person(犬派)
  • a morning person (朝型)
  • a night person(夜型)
In fairness, I didn’t mind the frozen banana and coffee smoothies and the mixed berry and almond milk ones. Not so crazy about any variations on avocado and basil. But love means never having to say I won’t eat that.Source : So This is Christmas (The Adrien English Mysteries #6)

(実際のところ、フローズンバナナとコーヒーのスムージーや、ミックスベリーとアーモンドミルクのは嫌いじゃない。アボカドとバジル入りのは、どうアレンジしてもあまり好きになれないけど。でも、愛とは「それは食べない」と言わないものだ。)

Love means never having to say I won’t eat that!

あぁ、私のパートナーに聞かせてあげたい…。

まぁ、食の好みも個性の一つとして尊重しようと心がけてはいますが。

私が北米に来て、色々な意味で驚かされたのが食文化。

彼らの住むLAを含む北米西海岸は、ものすごい健康志向の人たちが多い地域です。
もともとの気候やヒッピー文化の影響もあるのかもしれないんですが、街中にはオーガニック食品のスーパーや、オーガニック食材のみのレストラン、ビーガンフードもそこら中にあります。
「Clean Eating」という言葉が流行っていて、添加物や加工食品を取らない食事方法を取り入れている人がとっても多いです。
私も日本ではあまり気にしていませんでしたが、今ではコンビニご飯やカップラーメン等を一切食べたいとは思わなくなりました。

その一方で、「食育」という文化がない国で育ち、安すぎて何が入っているのか不安になるようなピザや、道端で売っているホットドッグ、合成着色料だらけのお菓子などを好んで食べる人たちも多いです。
皮肉なことに、オーガニック食品の方が価格が高く、加工済みのジャンクフードの方が遥かに安くて手軽に食べられるので、特に時間もお金も限りがある低所得者層だと健康的な食事は難しかったりします。

同じエリアに住んでいても、人によって食への意識の差が激しくて激しくて。
栄養を考えて作られた学校給食を毎日同じように食べて育つ日本人にはない現象で興味深い。

アドリアンもお育ちがいいわりに、缶のスープとかインスタントラーメンなどをよく食べていたり、すぐ塩に手を伸ばすあたり、典型的な北米の独身男子だな、と思っていました。
彼らが一緒に住み始めて、ジェイクが食生活の管理をしてくれているようで、個人的にすごくホッとしました。

ケビンの好みのタイプ

As a matter of fact, he kind of looked like me. Slim, average height, dark hair. His eyes were brown, and he wore scholarly, but face-flattering, glasses.Source : So This is Christmas (The Adrien English Mysteries #6)

(実際のところ、彼はどことなく僕に似ていた。細身で、平均的な身長、ダークヘア。彼の瞳は茶色で、学者っぽい雰囲気の、でも彼の顔を引き立てる眼鏡をかけていた。)

As a matter of fact
実を言うと

アメリカ人男性の平均身長は、175.7 cm (2016年5月のデータ)とのこと。
確か1巻でアドリアンの身長は180cmくらいと言っていたような…?

ただ、175cmって北米では小さめな印象ですね。
私のパートナーもこれくらいなんですが、本人も「僕は身長低いけどジーナも低いからちょうどいい」的なことを言っていました。
私だって一応日本人女性の平均はあるんですけどね、まぁ、北米だと小ささをよく感じます。

こういう言い回しが大好き

Fortunately, being out of town for a week had given me plenty of work to catch up on, and it was easy to hide out in the back without having it look like I was, in fact, hiding out.Source : So This is Christmas (The Adrien English Mysteries #6)

(ありがたいことに、1週間の旅行のおかげで、ナタリーを避けているのではなく、やらなきゃならない仕事が山積みだから、という理由でオフィスに引きこもっていられた。実際には避けていたんだけど。)

catch up on
(時間がなくて出来ていなかった事など)をやる
“That stuff is poison. Poison.” “Jesus. Do I come unglued when you have a donut? Even after you tell me not to let you have a donut? What the hell.”Source : So This is Christmas (The Adrien English Mysteries #6)

(「それは毒、毒なのよ!」「ジーザス、君がドーナツ食べてる時に、取り上げに来いって?君がドーナツを食べていたら止めて欲しいって僕に言った後でも?何なんだよ」)

このドーナツのくだりが好きで好きで。
これらはぜひ原書のリズムで読んで楽しんでほしいフレーズです。

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ジーナ

鞭が似合うとか、壇蜜に似てるとか言われる、M/Mロマンス小説とBLマンガ愛好家。
カナダ、バンクーバー在住。
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