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カナダ・バンクーバーで、M/Mロマンスとか、BLとか

第4回M/Mロマンス小説オンライン読書会『All's Fair』レポート

読書会は参加者の数だけ、いろいろな角度から意見が飛んできて楽しいなぁと毎回実感します😊
参加者のみなさん、本当にありがとうございました!

課題図書

こちらの本は、私が以前ブログ記事にもした大好きな作品です。

参加者

と、私ジーナ(@gina_muchimemo)の5人。

タッカーとエリオット

まずは、それぞれのキャラクターの人となりや印象について。

エリオット

エリオットは、面倒くさい。

参加者が満場一致したエリオットの印象😅

頑固で、気難しくて、こだわりが強くて、うじうじしてて、FIBを自分で辞めたのに未練がすごくて、自己中心的で、しつこくて…。

「ジョシュ・ラニヨンさんのキャラの中で一番面倒くさい男」という称号を手にしました😅

いや、まぁ、そこが可愛いくてほっとけない人でもあるんですけどね😉

そんな彼の見た目はと言うと、これまた『殺しのアート』のジェイソンの時と同じく、主人公目線で物語が進むので、エリオットに対する描写が少ないんですよね。

黒髪にグレーの瞳ってことくらい?
ジョシュさんの主人公は大体黒髪で細身なので、ジョシュさんの好みなんでしょうか?

取り立てて、顔がいいとか悪いとかは書かれてなかったですよね。

3巻のエンディングで、FBIのコールドケースを捜査するチームのリーダーとして復帰するようですが、しつこいエリオットに最適かもしれない…。

タッカー

タッカーは、いい男。

とっても優しくて、ちょっとへたれなタッカー。
へたれに見えるのは、エリオットを好き過ぎて強く出れないというのもありそうですが😅

現実世界にいたら、最高のボーイフレンドだと思うんですけどね。

外見はというと、みんな大好きな赤毛にガチムチな体型。
エリオットが「理想のFBI捜査官の姿」と言ってたくらい、ビシッとスーツを着こなす姿はカッコいいんだろうなぁ。

エリオットと同様に、取り立てて、顔がいいとか悪いとか書かれてなかったですが。

ただ、養子として育ったということ以外、ちょっとタッカーのバックストーリーが少なかったような気もします。

2人の相性の良さ

Mっ気のあるエリオットと、Sっ気のあるタッカーの体の相性は抜群ですよね。
M/Mロマンス小説だけど、珍しくリバらないカップル。

リバらないという点で、モノクローム・ロマンス文庫さんの1冊目の翻訳本に選ばれたんだろうか?🤔

また、ジョシュ・ラニヨンさんの他のカップルと比べて、特に付き合って行くことに障害がないですよね。(障害になるのはエリオットの性格くらいかも?)

2人がFBIに入った理由

今作はそれぞれのバックストーリーがちょっと弱いというか、語られてないな、という印象。
その中でも、彼らがどうしてFBIに入ったのか?というのは描かれてなかった気がします。

エリオット

大学での専攻は近代アメリカ史。
そして、お父さんはみなさんご存知、反政府な方です。

遅く来たお父さんへの反抗期でしょうか?🤔

エリオットのお母さんは轢き逃げ事故に合って亡くなっており、犯人はまだ捕まってないんですが、それも関係あるのかな?
確かお母さんの事件は、エリオットがFBIに入った後だった気もするのですが…。

タッカー

エリオット以上にタッカーの経歴は描かれてないですよね。彼のバックストーリーは養子だったことぐらい。
育ての親の話もほとんど出てこなかった気がする…。

FBIに入るのって競争率も高いし、とにかく優秀じゃないと入れないような組織なので、頭が良くて、志も高い人なんですよね、きっと。
普通に考えると、大学や大学院を卒業後にFBIに入ったのか、はたまた、もともと地元の警察官だったけど、優秀で志が高いからFBIに入った、とか…。

そのバター、どこから持ってきたの?タッカー

初めて『フェア・チャンス』を読んだ時から、私の中でずっと疑問だったこと。

3巻のチャプター29で、全ての事件が終わり、彼らがベッドインするタイミングでタッカーが唐突に取り出すバター🧈

なぜいきなりバター?と疑問だったんですよ。

こちらのシーン。

A butter-slick finger—now, that was presence of mind; Tucker had grabbed the butter from the dish?—pierced him, began to work him with nasty expertise.Source : Fair Chance (All's Fair #3)

(バターで滑る指ータッカーは皿からバターを取ってきたのか?冷静な男だ。ーエリオットの体を知り尽くした指が差し入れられ、慣らし始めた。)

ちょっとバターの登場が唐突過ぎて、私が盛大に混乱😳
ベッドルームであればベッドサイドの引き出しに潤滑油入ってるだろうから、なぜバターなんだ?と。

潤滑油を切らしてた?
本当のバターではなく、そういう表現?
オリーブオイルの方がいいんじゃないの?
体には悪くなさそう?
ハンドクリームの方がよくない?

と、謎は深まるばかりだったので、参加者全員でオーディオブックを聴いて検証しました🎧
(かなり真剣に)

イメージ画像

本当にタッカーが(おそらくキッチンテーブルの上にあった)バターディッシュを掴んで、そこからバターを使ってる!

答えは、ベッドルームまで辿り着かなかったから!

長いことSEXしてなかった2人。もうベッドルームまで待てずに、家に入った瞬間から服を脱ぎ始め、2階のベッドルームへの階段の手前で始めちゃったみたいですね😅

あくまで、テーブルの上に置きっぱなしで室温で柔らかくなったバターを使ったのであって、冷蔵庫からカチカチに固まってる紙に包まれたバターを取り出したわけではない、と。

はーーーーー、やっと謎が解けてすっきり😊

ん?ということは、彼らコンドーム使ってないですよね?🤔
いいのか、もう6ヶ月以上同棲してるし。

ちょっと突っ込みどころが多い今作

あら捜しをするわけではないですが、ジョシュさんの他の作品に比べて突っ込みどころが多い作品でした😅

なぜベイカー息子の失踪事件がFBIに?

1巻で、トム・ベイカーの息子が行方不明になっており、すでにFBIが捜査を始めている状態から、物語はスタートしました。

私は考えたことがなかったんですが、確かに妙な感じがしますね。

大学生の男の子が行方不明になるなんて、それほど珍しいことではないので、普通であれば地元のタコマPDすら動かない可能性が高いです。
実際に彼の死体が上がったわけじゃないですし。

考えられるとすれば、ベイカーさんが地元の有力な弁護士だったからでしょうか?🤔

スティーブの殺人が唐突

グースアイランドで暮らすエリオットの隣人、スティーブ。

エリオットを探っていたらしい彼が殺されるのですが、ちょっと唐突な感じがします。

コーリアンは彼独自の美学のもと殺人を犯していたような印象があったので、スティーブの殺され方に何となく違和感を感じる…。
もしかしたら、スティーブと鉢合わせしてしまい、止むを得なかったのかもしれませんが…。

もしくは、エリオットへの挑戦の意味が込められていたのかもしれません。ゲームと呼んでいましたし。

私は『モネ・マーダーズ』で殺されたクリス・シプカと何だか似ているシチュエーションだな、と思ってしまいました。

マコーレイの殺人も唐突

殺人を犯した経験のある人々を集めてパーティを開いていたマコーレイ。

物語後半のキーパーソンになりそうな雰囲気だったにも関わらず、唐突に殺されてしまいました。もうちょっと物語に食い込んできて欲しかった…。

ただ、Domのマコーレイがエリオットをsubだと見抜き、”プレイ”に誘うも、鼻であしらわれてる姿にはクスっとしてしまいましたが😅

そんなマコーレイに対して、気持ち的には全然興味ないのに、体はちょっとだけ反応してしまっているエリオットも可愛かったです。根っからのMっ気が💕

そんな簡単に大学教授にはなれない

FBIを辞めたあと、PSUで歴史の教授になったという設定のエリオットですが…、大学教授にはそう簡単になれないんじゃ…という意見が。

いくらエリオットが優秀だとしても、お父さんのコネがあったとしても、確かに難しいですよね。

非常勤としてコマを持つくらいは出来るかもしれませんが、いきなり教授は…😅

シリアルキラーの生みの親、コニー・フォスター

コーリアンの隣人であり、生みの親でもあるコニー・フォスター。

息子だと知りつつ隣に住んでいましたが、コーリアンが逮捕されたことにより、彼がシリアルキラーだったと知ります。

そこで、コニー・フォスターはエリオットを逆恨みするのですが…。

一般的な考えだと、母親だったら息子がこれ以上罪を重ねることを止めてくれたエリオットに感謝しそうなところですが…。逆のスイッチが入るあたり、彼女もちょっと頭がおかしいのかもしれない…。

コーリアンを産んだ後、育てられなかったことに対する負い目があったのかな?とも思いましたが、それにしても、ね。

やっぱりプロの翻訳家はすごい

3巻のチャプター23の冒頭で、タッカーがもう死んでるのかもしれないと、エリオットが絶望の中で絞り出すセリフ。

He rested a hand on the shoulder of Tucker’s favorite navy-blue blazer, and for a funny moment the hard wood curve of the hanger beneath the soft wool created the illusion that he was touching flesh and bone. “Don’t do this to me,” he said.Source : Fair Chance (All's Fair #3)

(エリオットはタッカーのお気に入りだった紺色のブレザーに手を掛けると、一瞬、柔らかいウールの下にあるハンガーの硬い木の曲線が、タッカーの肉と骨に触れているかのような錯覚を引き起こした。「こんな思いさせないでくれ。」と呟いた。)

この「Don't do this to me.」というエリオットのセリフは、3巻で一番グッと来たシーンなんだけど、どう日本語に訳されてたの非常に気になってました。
直訳では、このエリオットの痛ましい程の想いが伝わらないので…。

日本語翻訳版だと、

「こんな思いさせないでくれ。」Source : フェア・チャンス (All's Fair #3)

とのことで、さすがプロ!しっくりくる!

ミステリー vs ロマンス

みんな大好きエッチなシーン!
特にジョシュ・ラニヨンさんのSEX描写は上品なのに、感情をぐいぐい刺激される感じが堪りません💕

また、ちゃんとそれぞれのキャラクターに合わせた描写になってるんですよね。
『アドリアン・イングリッシュ』シリーズのアドリアンだったら、スタンフォード大学で文学を専攻してた感が表現されてたり。

しかし、ジョシュさんはミステリーの方ににページを割く作家さんなので、大体1冊の中でのSEXシーンは 平均1.5回 くらい!
(0.5が何を意味するのかはご想像にお任せします😉

ちょっとラブシーンが足りない気がしなくもないけど、物足りないくらいがちょうどいい気もします😣

ジョシュ・ラニヨンさん、大丈夫かな?

ジョシュさんのブログを覗くと、どうも筆が乗らないという内容の投稿が。
What I Did on My Summer Va-- Oh. Right. - JOSH LANYON'S BLOG

コロナの影響でしょうか?
アメリカは政情が落ち着かないですし、BLMの抗議運動も盛んですし、ジョシュさんの住むLAは2回目のロックダウンに入りましたし…。

いちファンとしては、いつまででも待てるので、ゆっくり休んで頂きたいなぁと思います。

私に出来ることといえば、Amazonのこれから刊行予定の本を予約注文しておくことくらいでしょうか。

次はウィンター・キル

モノクローム・ロマンス文庫さんから発売予定の次のジョシュさんの作品は『ウィンター・キル』とのこと!

タッカーの元彼、アダムが主人公のお話ですね。

Mっ気のあるエリオットと、Sっ気のあるタッカーは、ベッドの相性が最高なので、もしかしたら、タッカーとアダムは体の相性がよくなかったのかも?と邪推してしまいますね😆
まぁ、2人とも仕事人間過ぎたから、とは言ってましたが…。


参加して頂いたみなさま、楽しい時間を本当にありがとうございました😊
また、普段ブログを読んでくれているM/Mロマンス小説好きな方々も、次回の参加をお待ちしております🙌

第5回M/Mロマンス小説オンライン読書会

課題図書:『月吠えシリーズ1,2
日程:2020年8月23日(日)11:00〜
ツール:zoom

月吠えシリーズの1巻と2巻、まとめて開催しまーす!

参加希望の方:

お気軽にご参加くださーい👋

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ジーナ

鞭が似合うとか、壇蜜に似てるとか言われる、M/Mロマンス小説とBLマンガ愛好家。
カナダ、バンクーバー在住。
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