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カナダ・バンクーバーで、M/Mロマンスとか、BLとか

2020年にお気に召したBLマンガ/小説たち26選

年末のブログっぽく、2020年に読んで衝撃を受けたBLマンガとBL小説を紹介していこうと思います。

あくまで私が今年買った作品であって、今年発売された作品とは限りませんのであしからず。

去年も思ったんですが、このブログを書くにあたって、Amazonの購入履歴を見返していると、毎月どれだけAmazonにお金を注ぎ込んでるんだろう…と愕然としてしまいます😅


とりわけオススメ4選

『初恋、カタルシス。』鳩川ぬこ

風邪を引いた一騎の自宅に別れたばかりの元恋人・唐木田がやってきた。
性的欲求を持たず恋なんてできないと思ってた一騎が、自分で区切りをつけた初恋の人。
フラれたにもかかわらず優しく看病する唐木田は、寝込む一騎にキス。そして……
「いつか、あの手に、触れられてしまう。」Source : 初恋、カタルシス。

いや、もう本当に衝撃だったんですよ、この作品を読んだ時。

BLマンガというカテゴリに入れずに、もっと手に取る人が増えたらいいのにと思えてならないです。

ノンセクシャルである一騎くん視点での性的欲求への怖さの表現が素晴らしい。
そして、全力で唐木田くんのことは大好きで、彼の性欲にも応えたいんだけど、出来ずに苦悩する姿に心を打たれます。

ただ、そんな一騎くんに対する唐木田くんの発言がもう泣ける。

「オレがいっきくんのいい彼氏になるから、いっきくんはならなくていい。そのまんまでいいのに、何で他のもんになろうとすんの?いっきくんは、性別いっきくんじゃん。」Source : 初恋、カタルシス。

当たり前のようにこんなこと言える唐木田くんの愛の大きさよ😭

『3番線のカンパネルラ』京山あつき

次に深手を負ったら、致死量か?終わりの来ない、恋がしたい。ちょっとズレてる真面目な上司×ヨロめきやすい傷心の寂しがりBL。相思相愛と信じて疑わなかった彼氏に突然フラれ、ショックで無気力ぎみな加納。ひとりで生きるのは無理。でも、つかの間の恋をするなんて、もっと怖い。なのに駅で助けてくれた高校生にはときめくし、職場の店長にもグラついてきてしまう始末…。ただ好きな人と、ずっと一緒にいたい。それだけのことが、どうしてこんなにも難しいのだろう?行き先の知れぬ列車と心に揺られながら、「生きる」と「恋する」をさまよう各駅停車のトリップ・ラブ。Source : 3番線のカンパネルラ

AmazonでonBLUEがセールになっていた時に買ってみたら、もう物凄く良くて、もう物凄く良くて😭

主人公の加納くんが、ずーっともやもやぐるぐる頭の中で考えてて、それが淡々と静かに語られるスタイルが心地いいんですよ。

とてもリアルというか、こんな大人の生活と恋愛模様が日常にありそうで、気づけば自然と加納くんに感情移入して読んでいました。

読了後、心がじんわり温かくなるような感じで、何度も読み返したい作品です。

あと、何より私はスーツ男子が好きなので、舞台が洋装店なのもツボでした💕

『オールドファッションカップケーキ』佐岸左岸

寝て、起きて、仕事をする──それだけの毎日、それだけを好きで選んでいる自分に最近少し憂鬱な39歳・野末。
ちょっと無愛想だけど信頼厚い部下29歳・外川は、そんな野末が気になる。ひょんなことから、女子で賑わうパンケーキのお店に2人で行くことに。
ここから、外川による野末のためのアンチエイジング大作戦が始まった。
休日まで野末のために時間を割く外川に「なぜ?」が募っていく野末だが…!?Source : オールドファッションカップケーキ

とにかく野末さんと外川くん、どちらもキャラクターが可愛い!

二人の小気味いい会話が繰り広げられながら、ストーリー自体は派手なこともなく、じっくり丁寧に進んでいきます。

絵も緻密で、二人のふとした表情や間、ちょっとした背景、心理描写なども素晴らしくて素晴らしくて😭

1冊読み終わると、大満足できること間違いなしの作品です。

そして、スーツの野末さんの後ろ姿が美しすぎる💕

最近、エピソード0も出たので是非〜✨

『兎の森』苑生

弓永環は、人懐こくてよく笑う。
そんな環の笑う顔が好きだった志井洵太。
二人は1歳差の幼なじみ。
環が先に入学しても卒業していっても一緒に遊んだ。
小学校、中学校、高校──いつからか、それが少し変わっていった。
家の前で泣く環を見た時から、志井の何かが違っていった。
この気持ちは、清くない。正しくない。美しくない。
禁則事項がふえていく中、高校生になった二人の関係は急速に変化していき…?Source : 兎の森 1

主人公の洵太と、幼なじみで1歳上の環。

彼らの成長、想い、関係の変化をゆっくりと丁寧に描いている素晴らしい作品。

個人的に、普段は無表情気味の洵太が、環と触れ合えたりして嬉しい+ちょっと照れ?の時の表情が可愛くて仕方がありません。

来年明けてすぐ、1月8日に2巻が発売とのことで楽しみ😊


つい分冊版を購入してしまった5選

コミックス版が発売されたら、どうせ書き下ろし目当てで再度買ってしまうので、分冊版は買わないと心に決めていたんですが…。

購入履歴を見返してみると、思った以上に分冊版も買ってました😅

でも、そのお金で幸せな時間が得られてるので後悔はない!

『彼氏と俺と俺の後輩』彩景でりこ

3年付き合ってる彼氏・真澄と中学からの後輩・礼央と3人で楽しく家飲みしてたはずなのに…目覚めると、何故か彼氏公認で後輩にお尻を弄られてるんですけど…!!?Source : 彼氏と俺と俺の後輩【分冊版】1

今年、読んでる最中に一番声を上げて笑ってしまった作品。
まだ2話しか出てないんですが、既に大好きな作品です!

1話では、微妙にズレてる?もしくは、上手い具合に噛み合ってる?3人の会話と行動が本当に面白くて、1話の時点でかなりツボだったんですが。

序盤の印象から、主人公カップルに後輩であるレオ君が3人で付き合うことを提案し、押しに押しまくって、最終的に3人で付き合う話なのかなーと予想してたんですよ。

しかし、2話でレオ君のルームメイトたち(男二人)が登場し、彼らに当て馬あつかいされるレオくん。
そこで予想外にも、開き直ってルームメイトを二人とも全力で抱く!という、ちんこ強過ぎエピソードが展開され、もう私は一瞬でレオ君に恋に落ちてしまいました🤣

いやいや、先が全く想像できません。

3Pモノですし、描いているのは彩景でりこ先生なので、この短いストーリーの中でもエロさは十二分!

正直、今、一番続きを楽しみにしている作品です。

『春雷と蜜』劣情

「お前を護る為なら、俺は人殺しにだってなれる――」
ある日、何も知らされず施設に連れて来られたユエン。
見知らぬ場所で孤独と不安に押し潰されそうになっていたが、そんなユエンを同室のヤンは兄のように優しく包み込んでくれた。
次第にユエンにとってヤンの存在は唯一の心の支えとなり、ヤンもユエンを大切に思っていた。
しかし、二人を引き離す悲しく残酷な事件が起こる――…
たった一人の幸せを願うヤクザと、幸せを奪って苦しむ薄幸の青年の献身愛Source : 春雷と蜜【分冊版】1

表紙をぱっと見た時、BLジャンルで表紙やタイトルがピンク色なのって、いかにもチープな印象で、中身が面白く無いイメージがあるので(失礼)買うのを躊躇してたんですが、1話を読んだら、一気に心を持っていかれました😅

まず、何と言っても作品の世界観がいい。
少し昔の香港が舞台でしょうか?
看板に「九龍城」という文字も見えたので、まだ九龍城が存在してた頃の時代設定なのかな?

子供に性暴力を振るう孤児院や、チャイニーズマフィアなども出て来て、暗くてシリアスなストーリーは非常に私好みです。

かと言って、ハードボイルド過ぎず、甘く切ないロマンスや、コミカルなシーンもあってバランスがいい。

そして、絵がすごいエロい!
作者の描く唇、乳首、お尻などのトゥルトゥル感がすごくて、つい食べたくなるようなシズル感ってこういうやつじゃないかと。

続きが出るのを心待ちにしてます😊

『スイートハート・トリガー3』ニャンニャ

付き合い始めて3年、順調な同棲生活を送る金髪根暗ゲイのコールと、リア充巨根イケメンのアレックス。アレックスより先に卒業することが決まったコールは、一足早く人生の新たなステップを踏み出す。
禁煙も始め、新しい仕事を前に意欲を燃やすコールだったが、ある日を境に平和な日々は一転……アレックスからの“とある提案”をきっかけに、コールは互いの価値観の違いを改めて思い知らされる羽目に。
アレックスへの想いと、それでもわかり合えない苛立ちにさいなまれたコールは、次第に自棄になり…
【恋人→パートナー】への獣道を歩み出した、こじらせ格差恋愛カップルの行方は…?Source : スイートハート・トリガー3(1)

もう『スイートハート・トリガー』は1巻も2巻も私の中で名作なんですが、まさか続編が出るとは!
3巻の分冊版が発売された瞬間、秒で購入していました。

この本で私が好きなポイントは3つあって。

1つ目は、アメリカの大学が舞台になってますが、リアリティがあること(私は実際にアメリカの大学に通ったことはないのでイメージですが)

2つ目は、受けのコールも含め、若くて健康的な2人が、ノリッノリでセックスするところ。
どうしてもBL作家は女性が多いせいか、受けがただただ寝転がってるマンガが多くて残念なんですよね😨

そして3つ目は、恋の始まりはもちろん盛り上がりますけど、付き合って数年後、本当に人生のパートナーになるために、衝突したり、悩んだり、歩み寄ったりするお話の方が好きなんですよね。むしろ、出会って数年後からが本番じゃないかとすら思ってる。

『純真、久しからず』紗久楽さわ

紗久楽さわの描く、江戸時代版・青春グラフィティBL!

時は幕末。
幼なじみの純之進と廂(ひさし)は、武士としての誇りを胸に、互いに切磋琢磨する日々を過ごしていた。
快活で仲間からの信頼もあつい純之進と、凛として厳格な佇まいの廂。
瑞々しい青春のひとときを共にするふたりだったが、そんな日々とは裏腹に、廂は純之進への「抱いてはいけない想い」をそっと燻らせていて―――。

「私たちは、同じものを見ていない――」
「俺たちは、同じものを見ている――」

通じ合っているようでいて、微かにすれ違う親友ふたりの、純真と微熱を描く物語。Source : 純真、久しからず 序幕

1話しか出ていないので、正直、まだ何も起こって無いんですけどね😅

何と言っても『百と卍』の紗久楽さわ先生の新作ですもの。期待しない方が難しいというものでしょう!

『夜明けの唄』ユノイチカ

治癒の力をもつ青年×短命の戦巫女がおりなす、救済系ファンタジーロマンス、開幕!

その島には、海からくる化け物と闘い、人々を守る巫女がいた。
成長がとまり、呪いを受けた身体で孤独に闘う巫女の名はエルヴァ。
そんなエルヴァの身の上を知った少年・アルトは、彼をその役目から解放してやりたいと願う。
誰も近づかなかったエルヴァのもとに通い詰め、世話をするようになり、ずっと彼のそばにいると誓ったのだ。

そうして、年下ワンコと美丈夫という正反対なふたりが、主従のような家族のような日々を過ごして8年。
数年の命だったはずのエルヴァの身体は、何故か回復の兆しをみせていて――?Source : 夜明けの唄 第1話 覡様

こちらもまだ、2話まで読んだ時点では、特にロマンスは起こっていないんですが、この時点で名作になりそうな期待が高まる作品。

まず、BLマンガにはめずらしくファンタジーで、しかも、その世界観がよく出来ているため、みごとに引き込まれてしまいました。

少年だったアルトが成長し、好奇心や尊敬、人として漠然と「好き」だったのが、恋愛の「好き」へ変わっていく様子を眺めたいなーと思えます。


大好き歴史モノ3選

BLに限らず、歴史モノの作品は大好きなので、今年も探し回って見つけた3作品。

『陰の間に花』ひるなま

時は江戸時代。額にできた瘤のために旦那様に捨てられた陰間・紫苑を引き取ったのは薬師・能之だった。体で能之に取り入り、生きる意味と術を新たに得ようとする紫苑。そんな紫苑が見せる無邪気で素直な様に、薬師の知識に興味を持つ様に、たくましさと健気さを垣間見て感心する能之。そして感心は「愛おしさ」へと…。だが、紫苑の心になおも棲んでいるのは、かつて紫苑を絶望から救った旦那様ただ一人。やがて瘤は肥大し、鬼の角のように…。衝撃の江戸恋絵巻!作者渾身のデビュー作。Source : 陰の間に花

髪型や服装など、時代考証もしっかりしてそうで、そこらのなんちゃって時代劇BLとは一線を画している作品。

また、キャラクターがどちらも非常に素敵でした。

元陰間の紫苑は、無邪気で素直かと思えば、気が強かったり、一途だったりしつつ、でも、どこか世の中に擦れてて諦めているような雰囲気もあり、最終的にとっても可愛い。
あと、元陰間だから、セックスにも積極的で、自分からグイグイ行く姿勢がいい💕

お相手の能之さんは、静かで純朴で優しく、おおらかな好青年。紫苑にハマってしまい、素直に彼を求める様子が、こちらも可愛いんですよ。

ただ最後、ポロっと角が取れた時、おでこに何も傷がないのが残念ではあったけど…。
そこは醜い傷跡が出来てて欲しかったわ…。

『月と金のシャングリラ』蔵西

ずっと、僕のそばにいて。

時は1945年。美しきチベットの僧院で少年たちは出会った…。
苛烈な運命に翻弄されることを知らずに…。

父と共に「シャングリラ」を目指し、旅を続けていたダワ。
しかし、とある僧院で父親はダワを残し去って行ってしまう。
1人残されたダワは、僧院で出会った少年僧ドルジェらと共に、沙弥(見習い僧)として生きていくことに――。

動乱前のチベットを舞台に描く、はかなくも清らかな愛の物語。Source : 月と金のシャングリラ 1

1940年代のチベットが舞台。

あらすじも全く読まずにジャケ買いしたので、チベットの僧院で起きる少年たちの群像劇みたいなお話かと思いきや、毛沢東の中華人民共和国によるチベット侵攻なども入ってきて、胸熱な大河ロマンでした。

とにかく取材や調査を重ねたんだろうなと思えるような、人物描写、建物、装飾、絵画、装束など、どれも細部まで描き込まれていて圧巻の一言。

『you are my religion 太陽に抱かれた牧師』九州男児

同性への愛が悪とされた時代――。
男の体に欲情する己の罪の重さに慄き、勢い余って逆に牧師になってしまったM気質のトーレスは、結婚から逃れるために先住民保留地へ。
未開の異教徒を悔い改めさせる気満々だったが、先住民リーダー・レッドに、理想の美ボディで迫られ理性はグラグラに……!!
己を罰し否定する、自己犠牲による神への愛と、自分のありのまま全てを受け入れようとするレッドの愛との狭間で苦悩する牧師が出した答えは――!?Source : you are my religion 太陽に抱かれた牧師

まず西部開拓時代という設定が珍しい。そして、なんちゃって先住民っぽい人出しました感は一切無くて、きちんと調べて描いてるんだろうなと思わせる内容でした(詳しくないから分からないけど!)

文化も信じる宗教も全く違う、牧師のトーレスと先住民のレッド。

野蛮な先住民たちに教えを説こうとする、いかにもキリスト教的な傲慢さ、それに対して、異教徒だろうと相手の価値観を尊重して受け入れる先住民族たちと触れ合い、次第に考え方が変化していくトーレスのお話。

もしかしたら、1冊にまとめるには、ちょっとネタを詰め込み過ぎなのかもしれないけど、もっと評価されても良さそうな作品なのになーと思いました。

そして、あらすじにある「牧師のM気質」とか「理想の美ボディで理性はグラグラ」とか、いかにもチープなBL感が漂っていて、もったいないと思えてならない。


初めての作家さん2選

『and310~非モテ博士と恋するアンドロイド~』朔ヒロ

その恋は、異端。
何度修理をしても、借り主に惚れてしまうアンドロイドのミイオ。
アンドロイドとの恋愛は異端視されるため、クレーム返却に悩む二条博士だったが、ある日「おまえは一番、俺好みの顔に作ったんだから」という一言で、ミイオが博士自身に恋をしてしまい…?
クールな博士が真っ直ぐなミイオに振り回される、制御不能なピュアラブストーリー!!Source : and310~非モテ博士と恋するアンドロイド~

とにかく真っ直ぐで、自分を作った博士を大好きなミイオが可愛い!

たまにはピュアで甘い純愛もいいですね😊

恋の相手がアンドロイドというシチュエーションが、非常に萌えるんですよ💕
機械の冷たさと気持ちの熱さの対比が余計グッと来てしまうのかも。

スピンオフも1冊出てます。

『花降るふたり』ここのつヒロ

17歳で彗星のごとく文壇デビューした水上青年は直後、筆を折る。秘められた真実──受賞作は盗作だったのだ。やがて営業マンとなった水上は、同期の地味総務・加久田に「大ファン」だと告げられる。何も知らず、無邪気ともいえる加久田の賛辞。水上は自分の忌まわしい過去を愛する加久田に何の因果か惹かれてしまい、肉体を要求していくが…。2人のサラリーマンに降り注ぐ繊細で残酷で美しすぎるラブストーリー。大幅加筆修正。Source : 花降るふたり

BL作家さんのほとんどが女性なせいか、受け視点の作品が多い中、珍しく攻め視点のお話でした。

ピュアッピュア感が堪らないし、何よりエロい。

加久田君が可愛いのは言うまでもないですが、水上君がいい感じに情けないのが素敵です。


相変わらず続編もよかった5選

『親愛なるジーンへ』吾妻香夜

NYに住む伯父・トレヴァーの書斎で一冊の手記を見つけたジーン。そこには、自分ではない“ジーン"について綴られていた。
――1973年。弁護士のトレヴァーは重要な書類を紛失する。雪が降りしきる中、それを届けてくれたのは清掃員していたジーンだった。ボイラー室で暮らしているという、見るからにみすぼらしい彼を放っておけず、トレヴァーはお礼も兼ねてハウスキーパーをしないかと持ちかける。まるで中世からやってきたような世慣れなさに反し、教養を感じさせる美しい元アーミッシュの青年ジーンとの同居生活は、ゲイであるトレヴァーに羨望と穏やかな幸せをもたらすが――。

「ラムスプリンガの情景」へとつながる、もう一つの愛の物語。Source : 親愛なるジーンへ 1

アーミッシュの青年と元ダンサーの恋を描いた前作『ラムスプリンガの情景』は名作ですが、スピンオフのこちらも最高でした!

もうセックス中に涙を流すトレヴァーを見て、思わず私も泣いてしまった…😭

このお話はまだ続くようなので、期待して続巻の発売を待ちます!

『MADK』硯遼

――Jを食うのは僕だけだ。

歪んだ性癖のせいで"異常者"と言われ、一人ずっと苦しんできたマコトは、ある日、半信半疑で手にした「悪魔を呼び出す本」を使い、魔界の大公爵・Jを召還することに成功する。
Jと魂の契約を交わし、悪魔に生まれ変わったマコトは、魔界で第二の人生が始まった。
個性豊かな悪魔たちと過ごし、様々なことを学び成長していくマコト。
そんな中、Jに対しある感情が芽生えていき――。Source : MADK 2

なかなかトンデモな世界のお話なので、1巻読んで大好きになったものの、正直、続きが心配になっていました。
大好きな作品だからこそ、面白くなくなって行く姿は見たく無いな…みたいな心境で。

しかし、そんな心配は一切無用でした!

2巻も本当に素晴らしかった。いや、むしろ、2巻の方が良かったかもしれない。

この作品もカテゴリーはBLでいいのだろうか?と思えてならないです。

『STAYGOLD』秀良子

甥っ子(18)→叔父(アラサー)優士、ついに陥落⁉
お前の見てる世界に俺の居場所はあるんだろうか。
中山家を出て、2年ぶりに帰省した駿人はすっかり大人びていた。
もうあの頃のように優士に想いをぶつけてはこないし、射抜くような視線も向けてこない…。
諦めのような、寂しさのような、煮えきらない気持ちに懊悩とするなか、突然知らされた駿人のアメリカ行きの決意。
激しくざわめく心に優士は戸惑い、そして…。
「この感情につける名前を俺はまだ――。」
離れた心がふたたび交錯する、緊迫の第5巻!Source : STAYGOLD 5

成長した甥っ子と優士の絶妙な距離感や心情の変化の描かれ様は素晴らしいの一言で、もう逆に感想として何を言ったらいいのか分からなくなるレベルで素晴らしい作品なんですが😅

個人的には4巻で別れてしまったコウと日高くんカップルが大好きだったので、1シーンのみでしたが、街中で日高くんの姿を追うコウのシーンが今作の私的ハイライト。

次巻が最終巻っぽいので、か、悲しい…!

『コヨーテ』座裏屋蘭丸

【リリー愛してる…愛しているよ】
〈人狼〉であることを隠しながら暮らすコヨーテは、想いを寄せはじめたマレーネが、人狼と敵対しているマフィアの後継者だと知ってしまう。
裏切られたと絶望し、彼を拒絶するコヨーテ。
しかしマレーネは、一目会おうと単独で人狼の住処に乗り込んで来る。
彼を信じたい気持ちと、種族の狭間で揺れるコヨーテだが――。Source : コヨーテ III

相変わらず、コヨーテはひたすらに可愛いし、マレーネはひたすらにいい男だし。ハードボイルドな作風も好みなので、こちらも続きが楽しみ。

今年、座裏屋先生は、シャングリラの鳥 IIも発売されてました😊

『In These Words』Guilt|Pleasure

アメコミ超大手マーベル、ダークホース、DCコミックの大人気作家・咎井淳(Jo Chen)による大ヒット作、待望の続編!
連続殺人犯に魅入られた精神科医・克哉は、監禁され、犯され、体を切り裂かれる!!
死を覚悟した克哉だったが、瀕死の状態で逃げ出して…!?
このコミックスのラストが1巻冒頭に繋がる!
そして新たな展開が…!!Source : In These Words 4

ようやく1巻に戻ってきましたね!

1巻を読んだ時は、ただただバイオレンスでエロい作品って印象だったのが、4巻を読んでから改めて1巻を読むと、もう苦しい…!心が辛い…!

まだ色々と伏線が回収されてないので、気長に次巻を待ちたいと思います。


その他3選

『おかえりオーレオール』高津

好きになった瞬間から、幼馴染みじゃいられなくなった――。

明るく社交的なカズと、地味で真面目なモトは、幼い頃からの幼馴染みで親友同士。
中学にあがり仲良くするグループが自然と分かれても、互いが一番の良き理解者だった。
しかし、中学2年になったカズは、モトを友達以上に意識しだしてしまう。
この感情はきっと勘違いだと必死にごまかすものの、次第にその気持ちが本物であることに気付いてしまい……。Source : おかえりオーレオール

改めて並べてみると、系統としては、先に紹介した『兎の森』に近いかもしれないですね。

ゆっくり丁寧に描かれる友情と、育っていく恋心と、それを受け入れていく気持ちと。

寝る前に読めば幸せな気分に浸れる作品です。穏やかな空気感をぜひ味わって欲しい。

『カーストヘヴン』緒川千世

梓はカーストゲームで最上級の札【キング】を手にし、クラスの頂点に君臨していた。だが、懐柔していたつもりの取り巻きに欺かれ、最底辺の【ターゲット】(いじめの標的)に落ち、プライドは粉々に。しかも奴は、新キングの座を手にしたのだ。クラス全員にいたぶられる梓に「俺に犯されるか皆にマワされるか選べ」と究極の選択を迫り……。緒川千世流スクールカーストLOVE!Source : カーストヘヴン 1

もともと緒川先生は好きだったんですが、正直、30歳を過ぎた自分に、学園ものはもういいかな、スクールカーストはさらに必要ないかな、と思って手を出さずにいた作品だったんですけどね。

読んでみたら、もう全然面白かったし、相変わらず人間の中のドロドロとした醜い部分の描き方が上手いなと思いました。

個人的に、刈野の異母兄・巽と仙崎カップルのお話が好き💕

『残酷な神が支配する』萩尾望都

友達に恵まれ、ボランティアと勉強に励む幸せな生活を送っていたジェルミの日常は、ある男との出会いで一変する。母・サンドラの婚約者で大金持ちの英国紳士・グレッグ。ジェルミの苦痛に満ちた地獄の日々が始まったSource : 残酷な神が支配する 1

手を出したが最後、10冊読み終わるまで止まれません。

萩尾望都先生は本当に天才だと思う。


小説4選

今年の夏頃まで、英語圏のM/Mロマンス小説ばかり読んで、日本語のBL小説は全然読んでなかったんですが、軽い気持ちで手を出してしまったら、もうページをめくる手が止まらない止まらない😅

せっかくなので、小説も気に入った作品を紹介していきます。

『聖なる黒夜』柴田よしき

『聖なる黒夜(上)』:広域暴力団の大幹部が殺された。容疑者の一人は美しき男妾あがりの男……それが十年ぶりに麻生の前に現れた山内の姿だった。事件を追う麻生は次第に暗い闇へと堕ちていく。圧倒的支持を受ける究極の魂の物語。

『聖なる黒夜(下)』:刑事・麻生龍太郎と男妾あがりのインテリ山内練。ひとつの殺人事件を通して暴かれていく二人の過去に秘められた壮絶な哀しみとは?ミステリとして恋愛物語として文学として、すべてを網羅した最高の文芸作品!!Source : 聖なる黒夜【上下 合本版】

こんな作品をもっとください!!!と言いたくなる、私好みの小説でした。
ほどよくミステリーで、男女入り乱れての恋愛劇もあって。

将来有望な学生だった山内練が、誤認逮捕された挙句、若くて綺麗な顔が災いして刑務所内でもまわされ、出所してからも行き場がなくSMクラブで働くようになり…と、もう可哀想過ぎる人生。

そんなこんなで、刑事の麻生と練は事件を通して関係を持つんだけど、どうしても彼らがその後、ラブラブ幸せになって行く未来は想像出来ないんだよな。

心の底から練には幸せになって欲しいんだけど、どうにも無理そうな空気が…。

『アレキサンドライト』山藍紫姫子

流れるような黄金の髪と怜悧に煌く緑潭色の瞳を持つ美貌の貴族シュリルは、隣国の軍人、マクシミリアンに捕らえられた。彼は、妹を死に追いやったシュリルに復讐を企んでいたのだ。シュリルは贖罪のため、マクシミリアンにその身を差し出す。想像したこともない屈辱に翻弄され、貶められるシュリルだったが――。憎しみと禁断の愛に彩られた、官能の美を描く衝撃の耽美ロマン。Source : アレキサンドライト

両性で神秘的な主人公シュリルがとにかく儚く美しく、そして可哀想。
でもハッピーエンドなので安心して読める作品です。

本1冊通して、ほぼほぼシュリルが嬲られてるような話なので、あまり万人にオススメできないのだけど、私好みの耽美ファンタジー小説でした。

捕らえられ、ひたすらレ○プされて、最後には相手を愛しちゃう話で、まぁ、普段はそういう話は苦手なんだけど、この本はちゃんと(?)嬲られる理由と、その後、相手を好きになる理由、その過程が描いてあるので嫌悪感もなく。
とは言え、ストックホルム症候群じゃないとは言いませんがね。

性描写がずーっと続きますが、手を変え品を変え楽しませてくれるので、全然飽きずに読めます。
ただエロいだけのBL小説とは違うなーと。
何よりこれだけエロいのにとっても上品。

SM要素はあっても、ムチやナイフで肌が裂けるとか、首を締めるとかの痛々しい描写は無いので、そのあたりはご安心を。

この本で山藍紫姫子先生にハマったおかげで、先生の作品を10冊以上一気に読んでしまいました😅

『私説三国志 天の華・地の風』江森備

異色の長編三国志!
蜀の軍師・諸葛孔明は劉備の使者として、同盟を結ぶべく呉へ入国した。
しかし、大都督・周瑜の陰謀に絡め取られ、呉に抑留されることに。
孔明の暗い過去を盾に、関係を強要する周瑜。
複雑な感情はやがて愛に変わり、二人は絆を深めていくが…。Source : 新装版 私説三国志 天の華・地の風 一

大好きな三国志でBLが読めると思わなかったし、そもそも30年以上前のJUNE作品なんだけど、今時のBLとはまた違っていいですね。

10冊一気に読み上げました。
久々に睡眠時間を削れるだけ削って読みましたよ。

BL感も強くなくて、普通に別解釈の三国志として楽しめましたが、逆にイチャイチャ萌え萌えな要素は多くないので、それが目的の方には合わないかも。

そして、辛い。エンディングが辛い…。もう、全体的に切ない辛い…😭
だが、それがいい…。

この作品のおかげで、私の中の三国志熱が高まってしまい、今からKOEIの『三国志14』をプレイしようと思ってます。
今度は死なせないわよ周瑜!

『劉邦の宦官』黒澤はゆま

劉邦が前漢の初代皇帝となった四年後、新たに都となった長安の長楽宮に、小青胡と張釈という二人の幼い少年が宦官として仕えた。貧しい生まれの二人は宮殿での悲惨な生活のなか、強く惹かれ合う。しかし劉邦の死後、後継者争いが激化するなか、劉邦の息子・劉盈に仕える小青胡と、権力の虜となった張釈の関係は変化していく――注目の新人が描く、歴史小説の新境地。Source : 劉邦の宦官

BL小説ではないので、性描写はほとんどありません。
というか、ロマンス小説ですらないので、イチャイチャ萌え萌え要素はありませんのであしからず。

一人の少年が貧しい家に生まれ、自ら宦官となり、寵愛を受け、激動の時代を生きた。
年老いた後、その人生を淡々と振り返っていくお話でした。

かなり昔の、前漢の時代を描いているにも関わらず、漢字が多いとか、知らない固有名詞が多いとか、言い回しが古くて理解し難いとか、一切そういうことがなく、全く読みにくさを感じません。適度に当時の時代背景などの説明もあり、現代のお話と同じくらいスルスルッと読める。歴史的な前知識も必要ありません。

宦官について知らなかったことも多くて、へ〜と思いながら読み進めていました。

読み終わると、誠実な愛って何なんだろうかって考えてしまう🤔


いかがだったでしょうか?
みなさんの2020年おすすめ作品もぜひ教えてくださいね👋

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ジーナ

鞭が似合うとか、壇蜜に似てるとか言われる、M/Mロマンス小説とBLマンガ愛好家。
カナダ、バンクーバー在住。
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