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カナダ・バンクーバーで、M/Mロマンスとか、BLとか

『リカー&シガレット』座裏屋蘭丸:穏やかに優しく甘くエロく癒される、陽気な異国での幼馴染ラブストーリー

2018年に読んだBLマンガの中で衝撃を受けた作品を紹介するシリーズ、第二弾。
今回は、 座裏屋蘭丸(@zaria_ranmaru) 先生の『リカー&シガレット』です。
1冊で完結しているので、手に取って読みやすい作品。

実は私、この作品を読むまで座裏屋先生を知らなくてですね、この作品で見事にハマって、Kindleで買えるだけ全ての作品を購入しました。

あらすじ

お向かい同士で店を構える酒屋のテオとタバコ屋のカミロ。二人は幼馴染みだが、カミロが自分に特別な想いを寄せていることをテオは知っていた。テオもカミロを意識していたが、それが恋愛感情からくるものなのかどうかわからずにいた。そんな時、カミロに「お試しでいいから付き合ってみない?」と提案され、迷いながらもテオは受け入れる。その後、情熱的なキスをされたり優しく愛撫されたり、今までと違う雄の顔を見せるカミロにテオは…?Source : リカー&シガレット

カップリング

テオ

酒屋だけど、お酒に弱い。
ブロンド、短髪、褐色肌。
ストレート…だと思っている。

カミロ

タバコ屋で、ヘビースモーカー。
ダークヘア、ウェーブがかった長髪、長身、筋肉質。
バイセクシャル。
幼馴染のテオに片思い中。

みどころ

とにかくエロい

これに尽きる。
もうこの記事終わってもいいかもしれないくらい、これに尽きる。

私としては、ストーリーさえ良ければBLマンガのSEXシーンはあっても無くてもどちらでもいいと思っているんですが、 エロくないよりエロいに越したことはないですよね!

褐色肌と白肌のコントラスト

2色の肌色で魅せるというのはAVでよくある趣向ですが、BLでもその威力を存分に発揮していますね。
お互いを引き立て合っています。

さらに、マンガだとコマ割りの影響もあって、このシーンどっちがどっちの手?これどういう態勢?となることも多いんですが、肌の色が違うと単純に分かりやすいです。

ゴールドな肌

こういう国ではテオのような褐色肌って最高にモテるんだろうな。
というのも、ラテン系の友人が以前 「日に焼けたゴールドな肌が一番セクシーなんだ!」 と豪語していました。

色白こそ美しいという国から来た私にとって、日焼けした肌を「ゴールド」と言うのは意外だったんですが、素敵な表現ですよね。
今では私も褐色の肌は健康的でとってもセクシーだと感じます。

テオの肌の質感

いい感じの艶具合だと思いませんか?
エロマンガでよくあるような、あまりに照りっテリ艶っツヤだと気持ちが悪いんですが、テオの肌艶は最高。
思わず触ってみたくなる弾力感があります。

それに対比するように、カミロくんは白くて筋肉質ですし。

官能的なカラダのライン

テオのカラダのラインがエロ過ぎるんですよ、もう。
引き締まっているけど、筋肉質過ぎず、柔らかくしなる肢体。
腰のしなり具合なんか最高に色っぽい。

こちらも、エロマンガでよくあるような、やたら女の子っぽくしなっているのは気持ち悪いんですが、テオはほどよく男性的な、というより少年的な?雰囲気は残してあり、官能的なカラダのラインをお持ちです。

じわじわと開いていくカラダ

軽いキスに始まり、1話毎にちょっとずつエスカレートしていくカミロくんとテオの行為にこっちもドキドキしてしまいます。

お酒に酔ったテオを介抱するという体で、テオの体をじわじわと攻めていくんですが、絶対に無理強いをしないカミロくんの優しさがたまらない。
自分の欲望は二の次にして、テオの気持ちを優先させる。
テオに了解を得たり、少しでも嫌がれば止めてあげる。
テオのことが愛しくて愛しくてしょうがないのが伝わってきて、ちょっと切なくもなります。

はぁ、カミロくん…、なんていい男なんだ。
そして、絶対、後から一人で抜いてるんだろうなぁと想像してしまう。

と、ここまでエロいエロい言いましたが、エロいだけではなく、ストーリーもいい上に画力は高いし、ジョークのセンスも大好きです。
エロいだけで中身のないBLマンガなんてそこら中にありますが、この作品は一線を画してます。

王道のストーリー

幼馴染で親友として育った二人が、いつのまにか友情が愛情に変わっていき…という設定は、もう使い古された王道ストーリーなんですけどね。
テオがカミロを受け入れるようになるまでの過程を、テオ視点でじっくり丁寧に可愛くエロく描いてあり、ところどころに盛り込まれたジョークも小気味よくて、もう王道最高じゃないか、と思わされます。

特にこれと言って大きなドラマが起きるわけでもないんですが、たまには甘くゆるく陽気で楽しい作品もいいですね。
気軽に何度も何度も読み返したくなります。

カミロくん、好きです。

私、カミロくんに完全にやられました。
顔も性格もカラダも最高じゃないですか?

筋肉質なカラダとセクシーな指先

長身で筋肉質。
Tシャツから覗く首筋がセクシー過ぎる。ただのTシャツなのに!
タバコを持つ手も、いちいちセクシーですし。

そして、右手人差し指にシルバーリングを付けてるんですが、指輪があるだけでSEXシーンの指の動きがセクシーに見えるからあら不思議。

甘く優しく誠実

常に穏やかでメンタルが安定してそうな印象のカミロくん。
テオみたいに感情が上下しやすい人には、最適な相手なんじゃないかな。

そして、テオに対しては常に誠実なところも好印象。
作中では特に描かれてませんでしたが、テオに対するムラムラを別の人で解消するような行動はしなさそうですよね。
まぁ、それはそれで個人的には見てみたい気もするけど。

情熱的でセクシー

ここまでだったらね、ただの草食男子とか優男でもあり得るんですが、カミロくんは情熱的な面も持ち合わせています。
作中で度々カミロくんの周りにハートマークが飛んでいるのも可愛くて大好きです。

愛をストレートに言葉でもカラダでも伝えてくれる彼。
愛されることが嫌な人間なんていませんよね。

気持ちいいらしい

テオ曰く、カミロくんは床上手らしい。

というか、彼の性格的に、自分の欲求を満たすよりも、相手のことを考え、反応を観察しながら動いてそうなので、そりゃ気持ちいいでしょう、うん。

と、このような感じで、こんなに完璧な男性は世の中にいないので、マンガの世界でたっぷりとトキメキたいものです。

異国情緒あふれる世界観

イメージ画像 Source : リカー&シガレット, 座裏屋蘭丸, 2018, 幻冬舎コミックス, P.78

どこの国とは書かれていませんが、カラフルで温暖で陽気な海外が舞台。
雰囲気的に南米かな?と思ったんですが、チリのバルパライソや、メキシコのグアナファトみたいな。
それとも、ヨーロッパのスペインあたりなんでしょうか?

そして、この海沿いの街で、バイクに二人乗りして坂道を走るシーンは、まるで出来のいい映画みたいで大好き。
世界観に一気に引き込まれてしまいます。

イメージ画像 Source : リカー&シガレット, 座裏屋蘭丸, 2018, 幻冬舎コミックス, P.50

Fumar mato = Smoking kills
スペイン語圏なのは確か。

サンダルで歩き回っていたり、お昼休みにのんびり友人と集まってビールを飲んでいるシーンなどいいですね。

こんな街に遊びに行ってみたい。

おおらかで個性的な友人たち

周りの友人たちもおおらか。
テオとカミロが恋人同士になっても、特に気にすることもなく接しています。

個人的にナチュラルボーン・バリネコなマリノが好きなので、彼の話をもっと読んでみたいですね。

好きなシーンをひたすらあげる

ホタルが飛び交う川沿いでキス

イメージ画像 Source : リカー&シガレット, 座裏屋蘭丸, 2018, 幻冬舎コミックス, P.124

このシーン以外でも作中で夜にホタルが飛んでいるシーンがあって、優しい光が幻想的で素敵です。

そして、この穏やかで優しい光って何だかカミロくんっぽいですよね。
何よりホタルの光って求愛行動ですし…。

そして、このおでこや鼻をスリスリしているのが非常に可愛い!
私自身が好きなんですよね、パートナーと顔をスリスリするのが。

からの、キスの角度が素晴らしい。
カミロくんの顎から首筋にかけてのライン!

テオの答え

イメージ画像 Source : リカー&シガレット, 座裏屋蘭丸, 2018, 幻冬舎コミックス, P.163

この二人とも目を見開いているシーンが、もう、可愛らしくて可愛らしくて私が爆発しそうです。

夢みたい

イメージ画像 Source : リカー&シガレット, 座裏屋蘭丸, 2018, 幻冬舎コミックス, P.180

このシーンですよね、一番の見せ場?みんな大好きじゃないでしょうか?
泣きそうなくらい感動しているカミロくんの表情がたまらない。

こんな外側も内側もイケメンなカミロくんに切望されるなんて、どれだけ幸せ者なんだ。

テオのパンツ落ち

イメージ画像 Source : リカー&シガレット, 座裏屋蘭丸, 2018, 幻冬舎コミックス, P.46

イメージ画像 Source : リカー&シガレット, 座裏屋蘭丸, 2018, 幻冬舎コミックス, P.66

イメージ画像 Source : リカー&シガレット, 座裏屋蘭丸, 2018, 幻冬舎コミックス, P.199

毎回落ちに使われているテオのパンツ。
グチョグチョになったパンツを、寝ている間にカミロが洗濯して干すパターンなんですが。
もう、これ大好き。
最後のジョップストラップまで干してあって。

なにより、ジョップストラップをプレゼントしてくれるマリノがグッジョブ過ぎる。
ちなみに、私が住んでる地域では「バナナハンモック」って呼びます。そのまんまですね。


この本をダウンロードしてから、まだ数ヶ月しかたってないんですが、もう何度読み返したか分からないほど読みました。

これからも常に手元に置いておき、 気軽に手に取って読んでは、幸せな気分になれる最高にお気に入りの1冊です。

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ジーナ

鞭が似合うとか、壇蜜に似てるとか言われる、M/Mロマンス小説とBLマンガ愛好家。
カナダ、バンクーバー在住。
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