sizzle ジュージューと音を立てる

今回紹介する単語は sizzle（スィズル）です。

日本語に似たような意味の単語が無いので、一言で意味を伝え辛いんですが

ステーキを焼く時、フライパンに肉を入れると、ジュージュー、パチパチと油が跳ね、美味しそうな音がしている様子を指します。

そこから派生して 盛り上がる という意味でも使われます。

例文1

アドリアン･イングリッシュシリーズ2巻『死者の囁き』チャプター8より。

郵便ポストの中に蛇が入れられていて、寸前のところでアドリアンが手を引っ込めたシーン。

I heard something above the rattle of the rain — another rattle,パタパタと雨が打つ音以外に、何か別の音、a sizzling sound almost.シャーッに近い感じの音が聞こえた。Source : A Dangerous Thing (The Adrien English Mysteries #2), Chapter 8

ここでは -ing の形で、形容詞として使われてます。

ヘビの音としても使われるんですね

例文2

さらに、チャプター12より。

アドリアンとジェイクの初めてのSEXシーン。

ジェイクの愛撫によって、アドリアンが予想外にすぐにイってしまった瞬間の描写

The wildness welled up inside me and began to pump hard,荒々しいほどの快感が僕の中に激しく湧き起こり、spilling through my body,溢れ出し、体中を駆け巡る。sizzling along nerve endings,神経の末端にまでバチバチと熱く滾り、shooting out in creamy plumes.そして、クリーム状の体液が迸った。A half-sob of relief tore out of my throat.泣きじゃくるような声の混じる、解放の嗚咽が喉からこぼれる。Source : A Dangerous Thing (The Adrien English Mysteries #2), Chapter 12

自分ではコントロール出来ないような、とてつもない快感が沸き起こって、身体中を駆け巡る様子がすごい。

そして、神経の先の先で sizzle って表現にもうキュンキュンしました

先ほども言いましたが、アッツ熱の鉄板に油を敷いて、そこに肉を入れたら、油を激しく跳ねさせながら、ジュワーーーーー！と音を立てますよね。
それが、体の先の先で起きてるイメージ
アツイ、アツイわっ！

その後、射精した様子を creamy plumes と表現してて。

plume は、煙柱や水柱のことなんですが、もう私の頭の中で間欠泉みたいな勢いになってしまいました…

ラニヨンさんのSEXシーンは、重要度が高いほど、比喩表現が増えて行くんですが、たまに勢いが凄すぎてちょっと吹き出してしまう時もあるんだけど、私は大好きです

死者の囁き (アドリアン･イングリッシュ #2)

作者 : ジョシュ･ラニヨン

A Dangerous Thing (The Adrien English Mysteries #2)

作者 : Josh Lanyon

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2020/07/22

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